普段通りの呼吸があるかの確認
傷病者の胸とおなかの動きをみて、「普段通りの呼吸」をしているかを10秒以内に確認します。
※新型コロナウイルス感染症流行期
確認や観察の際に、傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないようにしましょう

胸骨圧迫
両方の乳頭(乳首)を結ぶ線の、少し足側を目安とした胸骨の下半分を圧迫します。
※新型コロナウイルス感染症流行期
エアロゾルの飛散を防ぐため、胸骨圧迫を開始する前に、ハンカチやタオルなどがあれば
傷病者の鼻と口にそれをかぶせるようにしましょう

胸骨圧迫は、指2本で行います。

1分間に100~120回のテンポで絶え間なく圧迫します。
胸の厚さの約3分の1が沈む程度に圧迫します。
人工呼吸
※新型コロナウイルス感染症流行期には、人工呼吸を行う意思と技術があれば行います。
傷病者の額に手をあてて、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先にあてて、
頭を後ろにのけぞらせてあご先を上げます。
気道を確保したまま、大きく口を開けて、傷病者を胸が上がるのがみてわかる程度の息の量を約1秒かけて吹き込みます。

一旦口を離して、もう一度吹き込みます。
組み合わせ
救急隊と交代するまで、胸骨圧迫30回・人工呼吸2回の組み合わせを続けましょう。

AEDの使用手順
AED本体のふたを開けて、電源ボタンを押します。

傷病者の肌を露出させ、右胸の左わき腹に電極パッドを貼り付けます。
未就学児用電極パッドがあれば、それを使います。本体に「未就学児モード」がある場合は、切り替えを行います。

AEDの音声メッセージの指示に従い、心電図解析中は胸骨圧迫を中断します。

AEDが電気ショックを必要と判断した場合は、音声メッセージの指示に従い、ショックボタンを押します。
※ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが行われる機種もあります。

電気ショックを行ったあとは、直ちに胸骨圧迫を再開してください。
AEDは2分おきに自動的に心電図解析を行います。救急隊が到着するまで、AEDの電極パッドははがさず、電源もいれたままにします。



心肺蘇生の実施の後
救急隊が到着し、傷病者を引継いだあとは、速やかにせっけんと流水で手と顔を十分に洗います。
傷病者の鼻と口にかぶせたハンカチやタオルなどは、直接触れないようにして廃棄しましょう。
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.