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本市水道水源の約90%をまかなう豊平川の水源水質を将来にわたって保全していくために、豊平川上流域におけるヒ素、ホウ素などの水質悪化の要因を排除するとともに、災害発生時においても良質な原水を確保することを目的として、「※バイパスシステム」を構築する事業です。(下記イメージ図参照)
※通常時は上流における水質悪化要因となる自然湧水および下水処理水を浄水場の取水地点より下流まで迂回させることにより排除し、一方、事故・災害時には、一時的に水の流れを切替え、清浄な河川水を浄水場まで直接導水するシステム
詳しくは、豊平川水道水源水質保全事業(PDF:1,394KB)についてをご覧下さい。
平成11年度 |
水道局内検討開始 |
平成15年度 |
豊平川水源水質保全対策に係る関係機関連絡調整会議開催 |
平成16年度 |
豊平川水道水源水質保全に係る検討会開催(H18.3最終) |
平成17年度 |
国庫補助事業採択、豊平川水道水源水質保全事業に着手 |
平成18年度 |
豊平川水道水源水質保全に係る環境部会開催(H20.3最終) |
平成22年度 |
用地権原取得開始(R3.3完了) |
平成24年度 |
定山渓水路橋工事着手(H28.3完成) |
平成25年度 |
水利使用に関する河川法第23条、24条および26条第1項の許可取得 |
平成26年度 |
バイパス水路工事着手(R1.12完成) |
平成27年度 |
平成27年度 札幌市水道施設整備事業評価委員会開催(事業継続) |
平成29年度 |
玉川橋取水堰工事着手(R3.5完成) |
令和元年度 | 令和元年度 札幌市水道施設整備事業評価委員会開催(事業継続) |
令和2年度 | 定山渓接合井工事着手(R5.10完成)、管理センター工事着手(R7.2完成) |
令和4年度 | 管理センター関連設備工事着手(R7年度完成予定) |
令和6年度 | 令和6年度 札幌市水道施設整備事業評価委員会開催(事業継続) |
令和7年度 | 供用開始(予定) |
令和8年度 | バイパス施設周辺の外構工事などを実施し、事業完了(予定) |
玉川橋取水堰
|
川の水をせき止め、バイパス水路に取り入れるための施設 ・洪水吐ゲート×2門:ステンレス製鋼製起伏式ゲート ・土砂吐ゲート×1門:ステンレス製鋼製ローラゲート |
定山渓接合井 |
定山渓水再生プラザの下水処理水をバイパス水路へ取り込むための施設 |
バイパス水路 |
取水した河川水、下水処理水を浄水場取水地点下流へう回(バイパス)させるための水路 内径:2,000~2,200mm、延長:約10km |
定山渓水路橋 |
バイパス水路が豊平川を横断するための水管橋 内径:2,000mm、橋長:60m ![]() |
分水井 | バイパスした水を目的に応じ振り分ける施設 |
管理センター |
バイパス水の水質を凝集沈でん処理により調整する施設 処理方式:凝集沈でん処理(水中のヒ素などを大きなかたまりにして沈めて取り除く処理) 着水井:1池119m3 混和池:1池113m3 フロック形成池:4池1,571m3 沈でん池:4池7,425m3 |
合流井 | 河川放流する水を集める施設 |
濃縮槽 |
管理センターでの処理過程で発生する汚泥を遠心分離により濃縮させる施設 濃縮槽:2池774m3 |
天日乾燥床 |
濃縮した汚泥を天日乾燥させる施設 天日乾燥床:4床5,600m3 |
令和5(2023)年度までに、玉川橋取水堰、約10kmのバイパス水路(導水路)トンネル、放水口、斜面管路の工事などが完了しました。
令和6(2024)年度は引き続き、管理センターおよび関連設備工事工事を進めており令和7年度中の供用開始を予定しております。
工事区域は、国立公園や国有林野などの自然豊かな環境にあることから、導水路新設工事の途中で予定していた立抗(2箇所)の設置を取り止めるなど、森林内での作業を減らすなど、環境への影響をできるだけ低減した方法により工事を行っております。
事業計画について | 水道局給水部計画課 | 電話011-211-7052 |
工事について | 水道局給水部工事課 | 電話011-211-7056 |
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