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アカハナグマ「ボニータ」 (2025年4月23日撮影)
4月24日掲載
熱帯鳥類館で飼育(現在、鳥インフルエンザ対策のため閉館中)しているアカハナグマ「ボニータ」(メス・12歳)の病状についてお知らせいたします。
「ボニータ」は、令和5年8月頃から自己免疫疾患の治療を続けていましたが、今年の2月頃から食欲不振と餌の嗜好性の変化がみられ、4月に入ってからは活動性の低下も認められました。このため、4月19日に麻酔下にて、血液検査やエコー検査などを行ったところ、重度の腎機能障害が認められました。現在は熱帯鳥類館のアカハナグマ舎で「ベロニカ」(メス・12歳)と同居しながら、皮下補液などの治療と観察を継続しています。今後、症状が悪化した場合は、非公開の動物病院内で入院治療となる可能性がありますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
【アカハナグマ「ボニータ」について】
生年月日:平成24年(2012年)5月8日生まれ。平成25年(2013年)10月17日に1歳で来園
【アカハナグマについて】
分類 ネコ目アライグマ科
英名 Southern coati
学名 Nasua nasua
分布 主にアンデス山脈より東の低地で北はコロンビア・ガイアナ から、南はウルグアイ・北部アルゼンチンまで分布し、森林に生息しています。
特徴 昼行性で、地上・樹上双方で生活しますが泳ぐこともできます。
夜は木の上で眠ることが多く、群れの個体は、小さく鼻を鳴らすことでコミュニケーションをとります。大きな唸り声やクリック音は警戒音であり、警戒音を聞いた個体は木に登り、その後落下して逃げます。
食性 雑食で、主に果実、無脊椎動物、小動物、鳥の卵等
寿命 野生下:約7~8年、飼育下:約14年
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