ホーム > 動物紹介 > オランウータンとボルネオの森 > ボルネオオランウータン > 「オランウータンとボルネオの森」2024年5月21日オープン!
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2024年5月21日11時にオープン!
※天候の良い日は屋外展示となり、屋内ではオランウータンをご覧いただくことができません。
電気工事の内容は受変電設備、電灯設備(照明・コンセント・配管配線など)、拡声設備(スピーカーなど)、カメラ設備(オランウータンの生態観察、事故発生時の原因究明)などがあります。
その中でも今回は「電灯設備」と「カメラ設備」についてご紹介します。
電灯設備
建物の明かりを確保するためには照明が必要になります。電気工事では建物の窓から入る光と照明器具の光を総合的に考慮した明るさ(照度)を検討しています。照度はシミュレーションにより算出し、必要な照度を決めています。
なお、来園者の方々が動物たちを見やすいように、動物側が明るくなるように意識しています。
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窓から入る光のシミュレーション状況 | 必要な照明器具の光の分布 |
照明やコンセントには配線や配線を保護するための配管が必要となります。来園者の方々にオランウータンの生息環境である東南アジア熱帯雨林の環境を感じてもらうため、配線や配管などの人工物が可能な限り見えないように立面図や3D図面を使って設置位置などの検討を進めています。
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来園者の方々から飼育通路の配線や配管がどのように見えるか検討 | 3D図面による検討状況 | 3D図面による検討状況 |
カメラ設備
オランウータンの生態を24時間確認できるように放飼場にはカメラを設置しています。オランウータンは非常に頭が良く好奇心が強いため、気になるものは触って壊してしまう可能性があります。そのため、放飼場に設置するカメラはオランウータンが触れないようにカバーを使って保護しています。
カメラを保護するカバーの検討
また、放飼場の中には木に見立てた擬木柱が多く設置されていることからオランウータンがカメラに映らない可能性があります。そのため、事前に模型を用いた実験により、カメラの画角を確認して、設置する位置と高さを決めています。
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カメラの画角を実験により確認 | 模型を使用してカメラの画角を確認 |
放飼場内カメラ画角確認
今回ご紹介した電灯設備やカメラ設備など動物園に必要な設備を設置しつつも、来園者の方々が出来る限りオランウータンを身近に感じられる展示となるように、また、オランウータンが安全に彼らの能力を発揮しながら暮らしていけるように、工夫や配慮を行いながら工事を進めています。
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