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10月26日10時より、ふれあい広場あつべつ(厚別区厚別中央1条5丁目3番)で地域学生と連携した多数傷病者対応訓練が厚別消防署、厚別消防団の主催で実施された。
今回の訓練では、シャトルバスと乗用車2台の交通事故により負傷者が30名以上発生したことを想定して行われ、負傷者役及びバイスタンダー(救命の現場に居合わせた人)役として札幌学院大学及び北海道ハイテクノロジー専門学校の学生37人が訓練に参加。負傷者の重症度と緊急度に応じて処置の優先順位を決める「トリアージ」を実施し、混乱した現場で求められるのは、冷静な観察と迅速・効率的な対応ということを学んだ。
続いて厚別消防団の指導のもと、三角巾を使用した止血講習を実施。交通事故や今後起こり得る大規模災害などにより、ケガをした時の止血法を学ぶとともに、災害に対して「備える」ことの重要性を学んだ。
訓練終了後に厚別消防署の大加瀬繁(おおかせ・しげる)署長が「皆さまのご協力により、訓練を実施することができました。これからも災害に備え、力を合わせて安心・安全を守るために取り組んでいきましょう。」と話した。
参加した学生からは「とても良い経験ができました。消防・救急に対する信頼感を高めるためには、通報から病院搬送までの流れや救出の優先順位について知っておくことも重要であると学びました」と話していた。
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