~札幌市円山動物園編~
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スタッフならではのお話をぜひご覧ください!
円山動物園は令和3年(2021年)5月に開園70周年を迎えました。開園当時は、ヒグマ2頭、エゾシカ1頭、オオワシ1羽だけでしたが、市民の協力により、数か月で約50種100点以上になり、今では約155種933点(令和4年2月末時点)の動物を飼育しています。
現在、世界で約100万種の生きものが、環境の変化などで絶滅の危機にひんしている中、円山動物園では、飼育を通して、種の保存(地球上からいなくならないように守ること)の研究、教育などさまざまな取組みをしています。
(上の写真:右が親鳥・左がひなの「ポッケ」)
最近では、令和3年(2021年)4月に、シマフクロウのひな、愛称「ポッケ」(アイヌ語で温かいという意味)が誕生!円山動物園でシマフクロウの繁殖に成功したのは今回が初めて、日本の施設では4番目のこと。シマフクロウが好む生きた魚のえさを増やしたことが成功につながったと考えています。
今は自分でえさを食べることができるようになり、親鳥と同じくらいの大きさに成長しています。ポッケは動物園の正門から入ってすぐ左にある猛きん舎で待っています!ぜひ行ってみてくださいね♪
平成30年(2018年)、円山動物園に4頭のアジアゾウが来園。
本来、ゾウは1日のうちに7割ほどの時間を、食べたり、食べるために移動したりすることに使っています。
そのため、動物園でも、少しでも時間をかけてえさを探したり、遊んだりしてもらえるように、その飼育方法には、
ゾウが楽しく暮らすためのいろいろな工夫がたくさん!その方法をいくつか紹介します♪
●木や枝を与える
皮を剥いで食べたり、枝を使って体をかいたり、蹴って遊んだりします。
●天井から乾草を吊るす
鼻を上に伸ばしてえさを食べることで、鼻や首の筋肉も鍛えられます。
●地面の砂にえさを埋める
においをかいで、鼻と足を使って砂を掘って餌をさがします。
(上の写真:ガイドボランティアの活動中)
また、平成10年度から動物園内のガイドボランティアを募集し、訪れた方に動物たちの特徴などを解説しています。
今では、約60名の方がボランティアに登録して活動中で、緑のジャンパー、緑のポロシャツが目印。
園内で見かけたらお気軽に動物のことをお尋ね下さい。
日頃から動物を観察しているボランティアだからこそ知っているいろいろなエピソードを聞くことができ、新しい発見ができるかも!
動物園でたくさんの動物を身近に感じながら、動物たちやその周りの環境、命の大切さについて考えてみませんか?
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