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更新日:2024年10月21日

令和6年度第11回定例市長記者会見記録

日時

2024年10月18日(金曜日)14時00分~14時26分

場所 記者会見室
記者数

13人

市長から下記の話題について発表しました

配布資料

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で文字掲載しています。)

会見動画(市長からの話題・質疑応答)を見る(YouTubeへのリンク)

引き続き、次の話題について質疑が行われました

発表内容

 「第1回北海道フードフィルムフェスティバル」の開催について

資料「北海道フードフィルムフェスティバルの開催について1」(PDF:134KB)

 11月22日から24日の3日間、市内の映画館などにおきまして、第1回目となる「北海道フードフィルムフェスティバル」を開催いたします。このフェスティバルは、「食」をテーマとした映画を見ながら、北海道・札幌の食文化と観光も同時に味わう企画であり、強みである「食」と発信力のある「映像」を組み合わせた、新しい形のイベントとなっております。

 期間中、市内のさまざまな映画館・施設におきまして、「食」に関する映画作品を上映するとともに、食文化を楽しめるさまざまなプログラムをお届けいたします。

資料「北海道フードフィルムフェスティバルの開催について2」(PDF:229KB)

 フェスティバルの主な内容といたしましては、まずオープニングイベントとして、スペシャルサポーターのTEAM NACSの皆さま、さらには映画監督や俳優の方々にもお越しいただいて、オープニングセレモニーを繰り広げていただきます。

 また、フードシネマでは、「食」に関する映画を上映した後、タレント等がトークショーを行うほか、一部の会場では、映画にまつわる食べ物を使った料理をご来場の皆さまに提供するなどして、映画と食を楽しんでいただくイベントになっております。

 このほか、気鋭の料理人たちが食文化の発展を願い、料理の技や特徴をプレゼンテーションする「世界料理学会」や、市内の飲食店と連携した「サッポロシネマバル」を行います。

資料「北海道フードフィルムフェスティバルの開催について3」(PDF:170KB)

 参加をご希望される方は、10月21日から順次チケットが販売されますので、ぜひお買い求めいただければと思います。

 多くの方にご来場いただいて、美味しい「食」で北海道の「秋」を存分に満喫していただきたいと思いますので、報道機関の皆さまには、周知方のご協力をお願い申し上げます。

 札幌市における飲酒運転根絶緊急対策の実施について

 今月(10月)13日から15日に掛けて、札幌市内で4件の飲酒運転による逮捕事案が発生いたしました。これを受けて、北海道が(10月)23日まで「飲酒運転根絶緊急対策期間」と定めたことから、関係機関と連携して、飲酒運転の根絶に向けた啓発活動を強化してまいります。

 本日(10月18日)午後3時から、市役所本庁舎前庭「聖火台広場」におきまして、広報車による街頭啓発の出発式を行い、市内中心部や各区においての呼び掛けを行うほか、SNSを活用して啓発活動を行ってまいります。

 飲酒運転は、重大事故に直結する非常に悪質で危険な行為であります。運転手本人だけではなく、お酒を提供した人や車に同乗した人も厳しい罰則の対象となります。

 札幌市としても、飲酒運転を絶対に許さない環境づくりに取り組んでまいりますので、市民の皆さまにおかれましても、「飲酒運転をしない、させない、許さない、そして見逃さない」を合言葉に、飲酒運転の根絶にご協力いただきますようお願い申し上げます。

質疑応答

 札幌市GX・金融企業誘致セミナーについて

北海道建設新聞

 今月9日に(東京)都内で行われた「札幌市GX・金融企業誘致セミナー」のことで、伺いたいと思います。

 北海道・札幌「GX金融・資産運用特区」の関連で金融機関や民間企業を対象に、札幌市内への誘致について市長自らプレゼンテーションをされたり、パネルディスカッションを行ったと伺っております。これに関して、(セミナー)当日の企業誘致に向けた手応え、感触はいかがでしたでしょうか。

市長

 金融関係や投資会社の皆さまに向けて、特区の指定をきっかけにした北海道・札幌の取り組みについて、あらためてお話しさせていただいたところです。(皆さまから)関心を高く持っていただき、定員100人のところ、150人ほどの申し込みがありました。

 北海道の再生エネルギーに関するGXの取り組みや、特区の指定、千歳市へのラピダスの進出、データセンターの計画など北海道に対するいろいろな動きがある中で、投資・金融関係の皆さまも含めて、関心の高さを感じてまいりました。

北海道建設新聞

 金融の話で、資産運用業に関しては、昨日(10月17日)の第一部決算特別委員会でも、ミドルオフィス・バックオフィスについて誘致していきたい、人材育成などで支援していきたいと、所管のまちづくり政策局の担当からお話がありましたけれども、この点について、資産運用の企業に対してどのような支援をしていきたいとお考えでしょうか。

市長

 GX産業の集積を図るということが北海道にとって大きなテーマになりますので、産学官金のコンソーシアム「Team Sapporo-Hokkaido」の中で、洋上風力や太陽光、水力など、それぞれのプロジェクトごとにどのような時間軸で進めていくのか、優先順位などもつくりながら、企業誘致を進めていきたいと思っています。

 その上で、金融機関や投資会社などに対しいろいろなヒアリングも進めており、例えば、海外の企業に向けては、ワンストップで行政手続き等ができるサービスも国・道と連携して立ち上げましたが、今後も順次、いろいろな環境整備を進めていきたいと思います。

 札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発について(1)

北海道新聞

 JR北海道の綿貫泰之社長が、(10月)16日の定例記者会見で、札幌駅南口の再開発ビルについて、規模縮小も含めていろいろな検討をしなければならないと思っていると発言されました。

 規模縮小となれば、札幌中心部のまちづくりにも大きく影響することが懸念されます。

 現時点で、JR北海道側から計画の見直しについてどのような説明を受けているのか、また、仮に規模縮小となった場合、市としてどのような対応を取るのか、市長のお考えをお聞かせください。

市長

 札幌駅交流拠点北5西1・西2地区、札幌駅南口の再開発については、再開発組合において検討を進めているわけですけれども、昨今の建設事業における工事費の高騰を受けて、事業規模、あるいはその工期などについて見直しをしている状況です。具体的な内容についてはまだ明らかになっておりませんが、北5西1・西2地区は、札幌にとってまちづくりの上でも非常に大きなインパクトがある場所で、今後どういう状況になっていくのか、市民の関心も非常に高い場所でありますので、今後、再開発組合のほうで検討される内容について、しっかり協議していきたいと思っております。

 もともとここは、今後国内外含めた札幌への来訪者の増加に対応していくための交通結節点としての機能ですとか、新たなにぎわいの創出という、市として進めていきたい考え方がある場所ですので、そういった内容と事業の見直し等が合致していくかどうかといった点も含めてしっかり調整をしていきたいと思います。

 GXに係る職員の交流人事について

北海道新聞

 札幌市は昨日、(10月)21日付で、グリーントランスフォーメーション推進室にみずほ銀行から課長職1人、三井住友銀行から係長職1人を受け入れる人事を発表しました。

 両行は産学官金でつくる「Team Sapporo-Hokkaido」の一員でもありますが、今回の人事の経緯と狙いを教えてください。

市長

 「Team Sapporo-Hokkaido」を立ち上げて、いろいろなプロジェクトについて検討を進めているわけですが、とりわけGX産業の集積、そしてそれに必要な投資を受けられる関係をつくるということで、金融についても集積をしていきたいと考えています。

 行政サイドとしては、金融に関するノウハウがございませんので、(両行には)これまでもこの「Team Sapporo-Hokkaido」の中の検討に加わっていただいておりますけれども、あらためてグリーントランスフォーメーション推進室のほうで仕事をしていただくことになります。

 今後、メガバンクの幅広い知見やネットワークを生かしながら、例えば、地域主体のファイナンススキームをつくっていくなどの検討を進めていきたいと思っております。

 第50回衆議院議員総選挙について

朝日新聞

 今回の衆院選(第50回衆議院議員総選挙)で、札幌市内では小選挙区の区割り変更がありました。

 (市民等への)周知が課題になっているような印象があるのですが、あらためて区割り変更の周知や投票率などについて、市長として有権者・市民に伝えたいことがあればお伺いできたらと思います。

市長

 今回、白石区の一部が北海道の第3区から5区になる区割りの変更がありました。

 混乱がないように、該当地域の全戸にチラシを配布するなどの周知を行ってきたところでありますけれども、選挙はがき(投票所案内はがき)も届きますし、あらためて各家庭にチラシもお配りして、区割りの変更があった地域の皆さまに周知したところであります。

 この区割りの変更はもちろんでありますけれども、その他に不明な点があれば、ぜひお近くの選挙管理委員会にお問い合わせいただきたいと思いますし、期日前投票も始まっておりますので、投票所に足を運んで投票していただくことをお願いしたいと思います。

 札幌市児童等に関する重大事態調査について

NHK

 今月上旬(10月8日)に、教育委員会から、札幌市児童等の重大事案についての報告書の公表がありました。その中で、第三者委員会(札幌市児童等に関する重大事態調査検討委員会)の方から教育委員会に対する提言などがいくつかあったと思います。

 これを受けて、市長として今後どのような対応を取られるのか、お考えをお聞かせください。

市長

 この案件が経緯ということではありませんでしたけれども、今年(2024年)の4月に教育委員会が「札幌市いじめの防止等のための基本的な方針」の改定を行い、この中でもチーム・組織で対応するという方針をあらためて取っていくことが決まりました。

 今回の提言でいただいた内容も踏まえつつ、それから4月に改定した方針等にのっとり、今後、いじめ防止の対策を教育委員会にはまず徹底してほしいと思っております。

 そして、保護者から今回の案件について再調査の希望がありますので、附属機関(札幌市子ども・子育て会議)のいじめ問題再調査部会において、再調査の必要性について審議していただき、最終的には、審議していただいた内容を踏まえて、市長として判断していきたいと思っています。

 札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発について(2)

北海道建設新聞

 先ほど、札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開事業の計画の見直しに関するお話があったと思うのですけれども、西2地区は路線バスのターミナルと西1地区は都市間バスのターミナルの整備がそれぞれ計画されていますが、市民・道民の足になる施設についても影響が懸念されるのかなと思うのですけれども、このあたりについて市長はどのようにみているでしょうか。

市長

 先ほど申しましたように、この地区はバスターミナルの建設も含めて、交通結節点としての機能を持っております。そのため、今後の計画見直しの内容がはっきりしておりませんので、そういったものに影響がないようにしていかなければいけないと考えております。すでに、既存のバスターミナルを閉鎖して、屋外でバスを待っていただいております。この期間が長くなることは好ましくないと思っておりますので、影響のないように進めていかなければならないと思っています。

 働きやすい服装による勤務の通年化について

読売新聞

 市長は、今日はノーネクタイでいらっしゃいますけれども、クールビズが終わっているので、おそらく昨年(2023年)まではネクタイを着用されていたと思います。まずは、(ノーネクタイであることについて)感想があればお願いします。

市長

 TPO(時・場所・場面)に応じてと思っておりますが、午前中は外での式典にも参加しておりましたので、そこではネクタイをしておりましたけれども、午後は庁舎内にいるということでネクタイを外して、今日の記者会見に臨ませていただいております。

 職員にも、TPOに応じた適切な服装としつつ、失礼のない限りで働きやすい服装を進めていきたいと思っています。

読売新聞

 例えば、外国の大使の方などの初めて会う方もいれば、何度も会っている業界の関係者による陳情などもあると思うのですけれども、対応を少し分けると言いますか、どういうご判断をされるようなおつもりでしょうか。

市長

 一律に決めることはないですけれども、公式な表敬を受けるときについては、例えば夏場で相手の方もノーネクタイで来られるのであれば、基本的にはお客様に合わせるということを行いつつ、対応を取っていきたいと思っています。

読売新聞

 他県の地方銀行では、採用の観点で働きやすい職場だというのをアピールするために、服装をノーネクタイにしたというような話も見聞きしまして、今回の(札幌市の)取り組みが直接それを狙っているものではないとは思いますが、市役所も働きやすい職場であるというアピールにもなると思います。そのあたりはどうでしょうか。

市長

 現時点ではまだ試行ですけれども、今お話があったように、市内のいろいろな金融機関や企業さんでも、服装やネクタイの着用というところから変わっていっている状況にあります。

 それは、働きやすい環境が企業イメージにもつながるということもあって、市でも同じように、固定観念にとらわれない服装感覚がイメージアップにつながるという面もありますし、民間では、スタートアップやIT関係の企業さんが、比較的(ネクタイの着用などを)してないようです。そういった働き方、働きやすい環境という視点での取り組みを、今回トライアルさせていただいた状況です。

 地下鉄南北線における走行路面剥離等による一部運休事案について

北海道新聞

 今月4日の市営地下鉄南北線真駒内駅・自衛隊前駅間であったトラブルについて、交通局によると、10月4日未明に業者が亀裂を発見し、午前5時半にメールで「走行に直ちに支障はないが1週間以内に修繕が必要」との報告をしています。始発後の午前7時半に交通局職員がこのメールを確認し、午前10時に運行停止をしました。業者の報告を確認してから2時間半ほど運行を続けていたということになりますが、この対応のスピード感について市長はどうお考えでしょうか。

市長

 南北線の開業から、かなり時間が経過していますので、施設の老朽化による事案が、今後も出てくる可能性があると思います。そのため、当然のことながら安全に走行する、営業するということは、交通事業者の使命でありますので、日常的な点検をしていますけれども、その点検に問題がないかどうかや、計画的に(点検手順を)見直していくことも含めて、今回のやりとりについて問題はなかったのかどうかを、あらためて検討するように交通局に指示したところであります。

北海道新聞

 今回のように、午前6時の始発前に業者の点検の報告を確認する体制がなかったということですけれども、始発前に確認しないという体制は適切とお考えですか。

市長

 先ほど申しましたように、今行っている日常的な点検との関係も含めて問題があったのかなかったのか、今後の対応として、より安全な状況を保っていくためどうすれば良いのかということを、しっかり交通局の中で検討するように指示をさせていただいたということです。

 札幌市における飲酒運転根絶緊急対策の実施について

NHK

 市民の皆さまですとか、これから気持ちのいい季節になってきて、行楽シーズンで市外から来られる方などに向けて市長からのメッセージがあれば、一言お願いできればと思います。

市長

 札幌市内で発生した逮捕事案をきっかけに、今回、緊急の対応を取るということですけれども、それ以外にも本当に残念ながら飲酒運転による死亡事故もございます。

 やはり「お酒を飲んだら乗るな」という基本的なルールをもう一度、市民・道民の皆さまに確認していただきたいと思っております。そのために行政サイドとしても関係機関といろいろ連携させていただいて、呼び掛けをさせていただきますけれども、北海道・札幌から、飲酒運転に関わる悲しい事故を撲滅していきたいと思っておりますので、皆さまにご協力いただきたいと思います。

 

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

 

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