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2024年10月12日
10月12日(土曜日)10時から、北郷小学校(白石区北郷4条5丁目)で、北白石連合町内会による基幹避難所開所訓練が行われ、地域住民ら47人が参加しました。
この訓練は、地域住民の防災力の向上を目的として、北白石連合町内会(村田忠一会長)の社会防災部が主催したもの。白石区役所、札幌市水道局、札幌市管工事業協同組合、特定非営利団体「防災したっけ」の各団体が協力し、訓練に合わせて北郷東町内会内の要配慮者の避難所見学も併せて行われました。
訓練の開始に先立ち、白石区役所職員から、災害時のキーボックスの操作方法が説明され、災害時に避難所となる体育館の開錠が行われました。
訓練開始後、参加者らは緊急貯水槽が整備されている校庭に移動。札幌市水道局職員から緊急貯水槽についての説明を受け、札幌市管工事業協同組合の職員の指導の元、緊急貯水槽からやかんや給水袋で水をくむ体験を行いました。続いて、災害備蓄庫内部の見学や避難所開所の手順の確認、ワンタッチで使える簡易ベッドの設置も体験しました。
避難所開所に必要なマニュアル等を保管した「避難所開設セット」について白石区役所職員から説明を受けた参加者らは、今から6年前、平成30年(2018年)に発生した胆振東部地震時の体験を振り返り、「普段からこのような訓練を通じて、役割分担をしっかり決めておかないと、実際に災害が起きてしまったら混乱して何もできなくなってしまう」などと話し、日ごろからの訓練の重要性について活発に意見を交わしていました。
訓練の最後には、緊急貯水槽からくみだした水を使用して、札幌市の災害備蓄物資にもなっているアルファ化米やフリーズドライ食品を実際に調理し、食べてみるという試みも行われました。
訓練を計画した北白石連合町内会社会防災部副部長の川村恵里子さんは「新型コロナの感染拡大防止の関係で、しばらく行うことができなかった連合町内会挙げての避難所開所訓練を、やっと行うことができました。実際に訓練を行ってみるとさまざまな気づきがあり、実際に体を動かして体験することは、やはり非常に意義があると感じました」と話していました。
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