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*ネコ目 |
分布 | 北海道の森林および原野に分布する。 |
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特徴 |
雄の体長は約2m超、体重は約200kg前後、480kgの個体の記録もあり、日本に生息する陸上動物としては最大である。発情期と子育て期以外は単独行動。越冬のため晩秋から初春にかけて冬眠し、妊娠した雌は越冬期間中に1頭から3 頭の子を出産する。子は生まれた翌年の夏頃に親と離れることが多い。秋頃から冬眠にそなえ、体脂肪を蓄積するために大量の食物を摂取する。犬掻きによる泳ぎと、若い個体は体重が軽いため木登りが得意である。生態系においては、植物および動物(シカやサケ・マス等)を捕食する消費者として食物連鎖の上位に位置し、生存するために広い生息地を必要とするアンブレラ種ともされる。北海道の先住民であるアイヌにとって、ヒグマはキムンカムイ(山の神)として畏敬と畏怖の対象であり、また、資源としても利用する特別な存在であった。開拓時代以降は、人や家畜、農作物に被害を与える害獣及び潜在的な被害への恐怖の対象として積極的に捕獲される一方、狩猟獣資源としても有効に活用されてきた。 |
食性 |
雑食性で、草木や木の実、昆虫やザリガニ等の節足動物を食べる。エゾシカや海獣類等の死体を食べることもある。サケ・マス類を食べるイメージがあるが、知床半島の一部の個体のみである。また、山林に近い農地では作物を荒らす農業被害が深刻になっており、被害総額は一億円を超える。 |
寿命 |
野生 約25年/飼育下 約30年 |
その他 |
CITES:付属書Ⅱ 山林に近い農地では作物を荒らす農業被害が深刻になっており、被害総額は一億円を超えている。 |
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