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オオワシ
FALCONIFORMES Accipitridae Steller's Sea Eagle Haliaeetus pelagicus |
分布 |
夏季はロシア東部(カムチャッカ半島、樺太北部等)で繁殖し、冬はアムール地方、ウスリー地方、朝鮮半島、千島列島、北日本で越冬しています。 種としての総個体数は減少傾向となっています。 |
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特徴 |
全長85~94cm、翼開長220~250cmに及び、日本で生息するワシ(タカ類)で最大となっています。 |
食性 |
動物食で、魚類を主食とし、サケやマス等の大型魚を捕食しますが、時には海鳥やアザラシなどを襲うこともあります。 |
寿命 | 野生下:約30年 飼育下:約50年 |
減少理由 |
開発による生息地の破壊や獲物の減少、羽目的の狩猟、害鳥としての駆除、鉛散弾によって狩猟された動物の死骸を食べたことによる鉛中毒等により生息数が減少しています。 そのため、日本では1970年に国の天然記念物、1993年に種の保存法施行に伴い、国内希少野生動植物種に指定されています。 |
円山動物園 では |
「オオワシといえば円山」と言われるほど、世界の動物園でも円山動物園のオオワシは有名です。 2002年に推定52歳で亡くなった「バーサン」の51年間にわたる飼育記録は世界最長です。 また、1993年3月6日には、日本の動物園として初めての飼育下自然孵化にも成功し、繁殖賞を受賞しています。 繁殖したオオワシたちは、種の保存を目的として、国内の動物園だけでなくドイツやオランダへも旅立ちました。 |
その他 |
レッドリスト:VU(IUCN2016) 環境省レッドリストVU CITES:付属書Ⅱ. |
国内の動物園では,本園が初めて1993年に繁殖成功し、 社団法人 日本動物園水族館協会の繁殖表彰を受賞しています。 |
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