ホーム > 東区の紹介 > 東区特産のたまねぎ札幌黄 > 9月某日「収穫」の巻
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5月から4か月にわたって「札幌黄」の生育状況を見てきましたが、今回はいよいよ収穫です。前回は畑一面の札幌黄を「根切り」しましたが、今回はどういう作業が待っているのでしょうか?
我らが札幌黄は根切りされた状態のまま、隣のビニールハウスに移されていました。それにしても大量の札幌黄です。これを「商品」の状態にするまでに一体どれくらいの時間がかかるのでしょう…。
まずは、農業支援センターの職員からハサミを受け取り、「頭」と「おしり」を整えます。
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頭は摘まめるくらいの長さを残し |
根はきれいに切り落とします。 |
黙々と作業していく中で、残念なのは「日焼け」や「根腐れ」などで廃棄しなければならない札幌黄を見ることです。「せっかく大きくなったのに…。食べられそうなのにな…」と寂しい気持ちになりますが、一見健康なたまねぎでも、切ってみたら悪くなっていることがあるため、特に根腐れしているたまねぎは、一見食べられそうでも容赦なく廃棄します。次に、大きさの測定です。
このような測りの穴を使い、どの穴で引っかかるかを試して測定します。ちなみに、たまねぎは穴に水平の状態で通しますので、同じ重さのものでも「縦長」なものより「扁平」なものの方がより「大きい」と判定されます。
慣れてくると、持った感じで「これはM」「これはL大」と何となくわかるようになり、いっぱしのたまねぎ測定の達人気取りで作業を続けます。
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SSからMサイズまで |
Lから2Lサイズまで |
サイズ別にされた札幌黄が入ったコンテナ。LとMが多く、次いでS、L大という感じで、2Lは一個しかありませんでした。
右から2L、M、Sの順。2L玉はS玉の4倍くらいの重さがあり、持った感じでもその差は明らか。
これをサイズごとにほぼ10キロ入るオレンジ色のネットに詰めて、終了。参加されたみなさん、どうもおつかれさまでした!
全4回(苗植え・交配・根切り・収穫)の作業を行い「札幌黄」が育っていく過程を見てきて、「札幌黄」を守るため、農家の方々が大変な苦労をされてきたことが少しはわかった気がします。また同時に、ふだん何気なく食べているたまねぎがどのように育って形になっていくのかが良くわかり、とても面白かったです。
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