ご自宅の井戸水の管理について
一見きれいにみえる井戸水でも、雑菌や生活排水などの汚染を受けている場合があります。ご自宅で井戸水を飲用する場合、自分自身で施設や水質を管理しましょう。
※共同住宅、社宅、寄宿舎などで井戸水を飲用している場合の管理は、専用水道、住居用飲用井戸等施設のページをご覧ください。
管理のポイント
1.定期的に水質検査をしましょう
- 一般細菌、大腸菌等11項目について、1年以内ごとに1回水質検査を行いましょう。項目の詳細は、水質検査項目をご覧ください。
- 水質検査は民間の検査機関に依頼してください。(札幌市保健所では水質検査を受け付けておりません)
2.井戸水を消毒しましょう
- 水道水は、消毒のために塩素を注入しています。井戸水も水道水と同じく塩素を注入し、消毒して飲用しましょう。
- 塩素を注入するために、塩素滅菌器を設置しましょう。

3.残留塩素の測定と水の外観検査を定期的に行いましょう
- 残留塩素とは、殺菌・消毒力のある塩素のことです。
- 残留塩素測定器をつかって、蛇口の水で遊離残留塩素濃度が0.1ミリグラム/リットル以上確保されていることを定期的に確認しましょう。
- 札幌市水道水の遊離残留塩素濃度はおおむね0.3~0.5ミリグラム/リットルです。
- 水の色、濁り、味、においについても、異常がないかを定期的に確認しましょう。
- 水の色、濁りを確認する際は、白いほうろうカップを使うと判断しやすいです。

4.水に異常があった際は直ちに飲用を中止しましょう
- 水の色、濁り、味、においがいつもと違う場合は、飲用を中止しましょう。
- 定期的な水質検査で基準に適合しない場合も、飲用を中止しましょう。
- 異常があった際は、保健所生活環境課(011-622-5165)にご相談ください。
5.水源付近には動物等を侵入させないようにしましょう
- 井戸の周辺にみだりに動物等が入らないように管理しましょう。
- キツネ等の動物が井戸周辺に入ってしまうと、キツネ等の糞便を介して、エキノコックス症に感染する可能性があります。詳細は「エキノコックス症」(札幌市ホームページ)をご覧ください。
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ちょっとひとこと
地下水汚染地域では井戸水の安全を確認してから飲用しましょう
札幌市では地下水汚染調査の結果、テトラクロロエチレン等の有機塩素系有害物質や自然由来のヒ素による地下水汚染が約20地域で判明しています。詳細は、「地下水質の現況」(札幌市ホームページ)をご覧ください。
これらの地域で井戸水を飲用している場合は、一般的な水質検査項目に加え、汚染物質も検査しましょう。
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※健康被害の発生など、緊急の対応が必要な場合は直接お電話にてご連絡をお願いします。