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札幌市では、国の考え方に基づき、年齢が65歳以上の方を「高齢者」とし、高齢者の交通事故防止に取り組んでいます。
身体機能や認知機能の低下には個人差がありますが、加齢に伴う変化を自覚し、交通事故の被害者にも加害者にもならないよう行動することが大切です。
近年、交通事故の発生件数、死者数、傷者数ともに減少傾向にありますが、高齢者が被害者となる交通事故件数はほぼ横ばいの状況のため、全体に占める高齢者の交通事故の割合は増加傾向にあります。今後も高齢化が進む中、危機的状況は続くことが予想されます。歩行者自身が交通事故に遭わないための行動を取ることが大切です。
横断歩道、信号機のある交差点、歩道橋などを利用しましょう。
押しボタンの信号機は、遠慮せずに必ずボタンを押しましょう。
「道路の渡りはじめ」は左右をしっかり確認!
「渡っている途中」は特に左に気をつける!
横断歩道がない道路では、左右がよく見えるところから横断しましょう。
「まだ渡れる」「まだ大丈夫」と思うときは「もう危険」です!
青信号でも、信号が変わりそうなときは、次の青信号を待つゆとりを持ちましょう。
外出時の服装は、白色や黄色のものを身に付けましょう。
例えば…帽子、傘、スカーフ、手袋、バック、靴など必ず夜光反射材を身に付けましょう。
出典:「高齢者の交通安全のためのアドバイス事例集」平成30年北海道
自動車の前照灯などから出る光が当たるととても明るく光って見えるので、下の写真のように自動車の運転者は反射材を身に付けた人を遠くからでも見つけることができます。
反射材を付けていない人
反射材を付けている人
出典:警察庁ウェブサイト
反射材を付けている部分は、自動車から見ると光っているように見えるので、付けていない人よりも付けている人の方が自動車から発見してもらいやすくなります。自動車運転者から見て、「反射材を着用している歩行者」は「着用していない歩行者」よりも2倍以上手前で発見できるといわれています。
全国で、高齢ドライバーの身体能力等の衰えが原因と思われる交通事故の発生が、報道等で大きくとりあげられており、社会的関心が高まっています。自身の運転技術や自動車の安全性能などを過信せず、注意して運転しましょう。また、運転に自信が無くなったら、運転免許証の返納も考えましょう。
個人差はありますが、年齢が高くなるとどんな人でも身体的能力の衰えを感じるようになり、自動車の運転技術も少しずつ衰えていきます。
こういう時に安全を確保する一手段として活用していただきたいのが高齢運転者標識です。自動車免許を受けている人で70歳以上の人は、加齢に伴って生ずる身体機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときには、普通自動車の前面と後面の両方に
上記のマークを付けて運転するように努めなければならない(道路交通法第71条の5第3項等)とされています。
高齢運転者標識を付けた普通自動車に危険防止のためやむを得ない場合を除き、幅寄せや割込みをした自動車運転者は処罰されます。(道路交通法第71条第5の4号等)
高齢運転者標識を付けることにより、周囲の自動車の運転者はあなたの運転する自動車が安全に通行できるよう配慮しなければならなくなるのです。
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