ホーム > 教育・文化・スポーツ > 郷土史と文化財 > 博物館活動センター > 札幌市における自然史博物館の計画について > 計画推進方針(平成13年(2001年)1月)のあらまし
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札幌市は、学識経験者や市民などで構成する委員会から、「北・その自然と人」を基本テーマとする自然系総合博物館の提言を受けています。このたび、この提言を踏まえて、本市の博物館整備の基本的な考え方や開館準備期における博物館活動の指針を明らかにするため「札幌市博物館計画推進方針」を策定しました。
札幌とその周辺の「石狩低地帯」をフィールドに、自然のなりたちや自然と人の関わりを探る博物館を目指します。
魅力ある札幌の自然を未来へ伝えていくとともに、自然と人のよりよい関係が新しい札幌の生活文化としてはぐくまれることを願っています。
自然への理解を深め日常生活をみつめなおそう
子供の自然体験を広げ、豊かな心を育てよう
いろいろな体験を通して、楽しく遊び学べる博物館をつくろう
市政と行政のパートナーシップで博物館活動を進めていこう
札幌の自然、その真実の姿を明らかにしよう
古くて新しい札幌、その歴史をみつめなおそう
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札幌の過去、現在をつなぎ、未来へ継承する 「環境文化都市さっぽろ」の実現に寄与する 札幌への理解と認識を深め、郷土愛を醸成する 市民の自発的な生涯学習活動を支援・育成する 新たな研究スタイルで学術文化の発展に貢献する |
市民をはじめ、他の博物館や研究機関との連携・交流を図りながらソフト事業を先行して実施しています。
サッポロの自然を探り、伝える基礎的な調査・研究を進めます
藻岩原始林・円山原始林の植生調査と資料収集
国の天然記念物である藻岩・円山原始林は世界的にも貴重な都市林です。この環境を維持・保全するため、植生調査と資料採集を行い、報告書をまとめました。
博物館活動を通じて市民・博物館・関連機関の結びつきを強めていきます
札幌の自然モニター調査~札幌市セミ調査
市民の皆さんから身近な動植物の分布や生息状況を報告してもらい、札幌の自然に関するデータを定期的、継続的に収集して、札幌の自然の姿や変化を探っていきます。
市民参加型調査「札幌市セミ調査」では、セミの抜け殻による分布調査を2008年~2010年の3年間で実施しました。詳細は札幌市セミ調査のページをご覧ください。
札幌からより広い地域、領域へと視野を広げた活動を展開します。海外の研究機関と協力しながら学術交流を進めます。
厚田産出ハクジラ化石の研究
市民から寄贈を受けた厚田産出の原始的なハクジラ化石です。ハクジラの系統を解明するうえで国際的にも注目されています。
札幌市南区豊平川産カイギュウ化石の研究
2003年に小学生が発見しました。サッポロカイギュウと命名されました。実物大の模型は当センター内でいつでもご覧になれます。
札幌市南区豊平川産クジラ化石の研究
2008年に豊平川にて森氏(札幌在住)によって発見されました。全国的にも貴重なクジラ化石であることが予想されています。2011年現在、掘り上げた化石を順番にクリーニングしている最中で、今後、展示等で公開していきます。発掘調査は継続中です。
さまざまな活動や成果を博物館に集めて、総合的な見方や考え方を示していきます。
豊平川の総合研究
「豊平川」をテーマに、市民や学芸員、市内外の博物館や研究機関等が連携・協力して、札幌の生い立ちや人の暮らしとの関係など、豊平川をいろいろな角度から探っていきます。
楽しみながら札幌を学べる事業やしくみをつくります。
子どもたちを対象としたコンテストなど、札幌の自然や博物館の基本テーマに関する市民の研究活動を奨励・支援する制度を徐々に創設していきます。(科学奨励制度の創設)
自然探求サポート事業
小中学生を対象として、身近な自然をじっくり調査研究するサポートをします。2003年から継続して、毎年実施しています。
本市では、将来の本格的な博物館整備に向けて、2001年11月に開設した「博物館活動センター」を拠点に、さまざまな博物館活動を展開しています。市民とのパートナーシップを基本に、人、資料、情報などのソフトを蓄積、充実させながら、「成長・発展する博物館」づくりを進めていきます。
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