この研修会は、今後の福まち活動のさらなる発展に寄与することを目的に、近隣関係の希薄化が進み、周囲と関わりを持たずに孤立している方、孤独感を抱えている方、他者と関わらず必要な支援を受けていない方がいる等、様々な課題に対応していくため、地域において援助を求めない方への支援の在り方について考えるとともに、地域にいる若い世代を巻き込みながら地域活動を進めていくためのヒントを得る機会として開催されたものです。
研修内容は、札幌市西区社会福祉協議会 櫛谷会長の開会挨拶に続いて、最初の講演は「孤立・孤独の予防を考える~援助を求めない方への支援について~」をテーマに、北星学園大学社会福祉学部社会福祉学科 池田雅子教授から、2本目の講演は「若い世代と一緒に地域活動を進めるために」をテーマに、北星学園大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻修士課程1年 村瀬未奈氏からお話しいただきました。熱のこもった講演で時間が押してしまい、残念ながら質疑応答はカットになってしまいましたが、お二方とも現場で実践された経験からお話しいただいており、深くうなずきながら聞いている方が多く、充実した研修会でした。