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幌東中学校2年 泉心乃保
「めんどくさそう」、「意味なくない?」、そんな言葉を浴びせられることもある「部活動」。あなたは部活動というものに対して、どんな思いを抱きますか?「人生の財産」、私はそう思っています。私は、部活動というものが、どれだけ素晴らしいものかを知っています。どれだけ大変かということも、難しさも、辛さも知っています。私がスピーチを通して伝えたいことは、「全員が部活動に入ってほしい」ということではありません。私がこのスピーチを通して伝えたいこと、それはシンプルに「部活動の楽しさ」です。そして、楽しさを知ってもらい、部活に対するマイナスのイメージをもっている人の認識を、少しでも変えたいと思っています。
私は合唱部に入っています。部活動に入るというのは、私にとっては、とても大きな決断でした。当時の私は飽き性でした。めんどくさがりで、何とも反抗的でした。つまり、私もマイナスのイメージをもっていたのです。では、なぜ合唱部に入ったのか?音楽が好きだったから?歌うことが得意だったから?いいえ、私は小学生の時、音楽の授業が信じられないほど苦手でした。歌うことも音痴といわれるばかりで、得意ではありませんでした。そんな私が合唱部に入ったのは、その場の雰囲気に流されたような、もっと言えば何となく入りました。その時の部活動見学のことは、今でも昨日のことのように思い出せます。とにかく先輩方が楽しそうで、輝いていました。
そこから部活動の魅力に気づいたのは、本当に早かったです。部活動に入って何か得られるの?と思う人もいると思います。
まず、感情が豊かになりました。経験を山ほど積んで、いろいろなことがわかったからです。悔しいこと、うれしいこと、そのすべてが私にとっての学びでした。そして、先輩、後輩との交流がたくさんありました。憧れをもって追いかけていくうちに、部活動は私にとってかかせない存在になっていました。部活動というものが教えてくれるものは、とても深く、そして広いです。この先、同じような経験ができるのか。そう考えると、今の時間が人生の何万分の一であったとしても、素晴らしいものに思えます。
先ほど部活動に入ることは、大きな決断だったと私は言いました。決断というのはその先、何があるかわかりません。それでも勇気を出して踏み出した一歩には、大きな価値があると私は思います。なぜなら、私が勇気を出して踏み出した先には、「人生の財産」が待っていたからです。
部活動はめんどくさいかもしれません。しかし、それ以上に大きなものが、部活動では得られます。少し大げさかもしれませんが、私は、部活動に入ったことで、人生が180度変わりました。「たった一人の人生を全く違う方向に変えた」という事実だけで、私は部活動がとても輝かしいものに思えます。
さて、あなたは部活動に対してどんな思いを抱きましたか?
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