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青葉中央公園は、自然の地形をそのまま生かして造られた、面積約8.4ヘクタールの地区公園です。春にはカッコウやヒバリなどの野鳥が飛来し、沢沿いにはミスバショウの群落を見ることができます。
自然とふれあう散策路やテニスコート、運動広場、野外ステージのほかに、子供たちに人気のあるウォータースライダーや遊水広場などが設けられ、住宅街の緑のオアシスとなっています。
もみじ台地区から青葉地区を見渡すと、柔らかい樹木のカーテンが南北に広がっています。
自然に育ったクリ、ミズナラなどの樹木を残し、ホオノキ、イタヤカエデ、ツリバナなど四季に彩りを添える木々を植えて、散策路を飾っています。
近づくと、遠くから見る柔らかさとは反対に、数本の沢が入り込む起伏の激しい傾斜地で、自然の厳しさに改めて驚かされます。
南郷通からシンジュ並木を50メートルほど入り、さらに左に曲がって進むと、まもなく、閑静な住宅街の一角に見えてくるのがエンゼル公園です。
昭和43年4月に完成した面積約1,600平方メートルの街区公園で、厚別区内で初めて青葉町内に3ヵ所造られた街区公園のなかのひとつです。完成時から長い年月が経過したことから、平成7年にリフレッシュ整備を行い、個性的な公園として生まれ変わりました。
白く輝く樹皮や新緑の淡い緑、秋の黄葉のいずれもが、清楚で荘厳な雰囲気を漂わせます。欧米では「森の美人」や「樹木の女王」と形容され、万人に愛される樹のひとつですが、根が浅いために強風に弱く、排気ガスにも弱いなど、管理が難しい樹でもあります。幸い厚別区は、シラカバが成育しやすい環境にあり、街路樹として区内で4番目に多く使っています。
プラタナスは、まだら模様の木肌と大柄で独特の形をした葉を持ち、都会的な風景を演出する樹として、世界各国の都市で最も多く街路樹として使われています。札幌市全体では4番目、厚別区内でも5番目の本数を誇っています。
落葉の後には、和名「スズカケ」そのままに、大小の鈴に似た実をつけ、深々とした冬空に響き合っているかのようです。
シンジュは、中国原産の落葉広葉樹。幹が暗い灰色で葉も小さいために、一見ナナカマドのように見えますが、秋には薄い羽を持った褐色の実を付け、明らかな違いがわかります。中国では樹皮から染料や殺虫剤を作ったり、若葉を食用にするそうです。日本では、シンジュ蚕の飼料に使われていました。
成長が早く、丈夫なことから各地に街路樹として広がりましたが、札幌では数少ない樹種です。
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