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更新日:2024年7月30日
マンモグラフィとは乳房のX線撮影検査のことです。
乳房は柔らかい組織で出来ているので、乳房撮影専用の装置で撮影します。
当院では基本的に左右の乳房を2方向ずつ(計4回)撮影しています。
撮影は、乳房を2枚の板で挟み、出来るだけ圧迫して平たく伸ばして撮影します。
乳房を圧迫して撮影する理由として
などの事柄が挙げられます。
「痛みがあるのでは…?」と不安に思われる方が多いと思います。
痛みの感じ方には個人差があり、痛いと感じる方、大丈夫な方と様々です。
検査の際には担当の女性技師が丁寧に対応させていただきますのでご安心ください。
次の項目に当てはまる方は、事前に画像センター受付または担当技師にお伝えください。
※髪が長い方はゴムで結んでいただきます。
ご協力お願いいたします。
乳がん検診は、40歳以上の方に2年に1回の受診が推奨されています。
検診では無症状の乳がんが発見されることもあり、特にマンモグラフィーによる検診は推奨されています。
当院では、検診内容として以下のようなことを行います。
当院では、以下の検診を受け付けております。
近年、日本でも乳がん患者が増えており、毎年約7万人が乳がんにかかっています。
乳がんは早期発見、早期診断、早期治療で良好な経過が期待できます。
そこで、早期発見するために定期的に受ける乳がん検診はとても重要になります。
検診では自覚症状のないがんも見つかっています。
精中機構(日本乳がん検診精度管理中央機構)の検診マンモグラフィ撮影認定を取得した女性技師を中心に検査を担当しております。
検査についてわからないことや心配なことがありましたら、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
内外斜位(MLO)方向
頭尾(CC)方向
内外斜位(MLO)撮影法
乳腺組織全体を最もよく表し、ブラインドエリアの少ない標準撮影法です。乳房の 上部外側の深部組織が良く描出されます。
頭尾(CC)撮影法
内外斜位(MLO)方向でブラインドエリアになる乳房内側を描出する撮影法です。
3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)とは、ある範囲の角度に装置が動き、複数回X線を照射します。得られた画像をコンピューターで再構成することで任意の面の断層画像を得ることができる撮影方法です。
この技術によって、従来のマンモグラフィでは乳腺に重なって見えづらかった病変を発見しやすくなるため、より正確な診断が可能となります。
GE社製 マンモグラフィ装置
当院ではFPDシステムを用いてデジタルマンモグラフィ撮影を行っております。
診断に有用な画像を提供するため、撮影条件の最適化と精中機構(日本乳がん検診精度管理中央機構)の指針に沿った機器の品質管理を行っております。
A. マンモグラフィ1回の撮影で受ける被ばく線量は※自然放射線レベルであり、東京~ニューヨーク間の飛行機内で受ける自然放射線量より少ないと言われています。
ちなみに、胸部撮影では、東京~札幌間と言われています。
※自然放射線レベル
普段私たちが生活している中で地面や空やコンクリートから受けるレベルの放射線
A. 乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。通常は生理が始まる一週間前から女性ホルモンの影響を受けて乳腺への血流が多くなり、乳房が張ったり痛みを感じたりすることが多いです。
生理が始まって2~3日後から一週間ぐらいの、乳房が柔らかい時期に検査を受けると圧迫による痛みは和らぎます。
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