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札幌市では、補助制度の運用、公用車への率先導入、関係機関や自動車メーカーとの連携などにより、燃料電池自動車や電気自動車をはじめとした、より二酸化炭素排出の少ない次世代自動車への乗換を推進しています。
※次世代自動車:燃料電池自動車(FCV)、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)、クリーンディーゼル自動車(CDV)、天然ガス自動車(NGV)など
次世代自動車は、導入によるCO2削減効果が高い自動車ですが、通常の車両よりも高額で導入が進みにくいことから、札幌市では、次世代自動車の普及を促進するため、購入費用の一部補助を行っています。
補助制度の詳細については、「札幌市ゼロエミッション自動車購入等補助制度」のページをご覧ください。
なお、札幌市の補助と併せて、他団体の補助を利用できる場合があります。詳細は以下の補助実施団体にお問い合わせください。
次世代自動車は、二酸化炭素などの温室効果ガスや窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)などの大気汚染物質の排出が少ない、または全く排出しない自動車です。
燃費性能が優れているため、燃料代の節約効果によって、一般的なガソリン車との価格差も、数年間の使用によって埋めることができます。また、走行中のエンジン音や振動が少なく、乗りやすい車といわれています。
近年、4輪駆動の次世代自動車も増えてきています。次世代自動車の種類やしくみ、販売されている次世代自動車については、環境省、経済産業省及び国土交通省が発行している「次世代自動車ガイドブック2019-2020」をご覧ください。
主な車種 |
燃費改善率 ※同車格車と比較 |
年間CO2削減効果 | 年間燃料節約金額 |
---|---|---|---|
ハイブリッド乗用車 |
約40% |
約0.7トン |
約4.6万円 |
プラグインハイブリッド乗用車 |
約50% |
約0.9トン |
約6.0万円 |
電気自動車 |
- |
約1.2トン |
約8.8万円 |
※上記の表は各種統計資料より現状の平均的な値を用い概算値として算出したもので、年間走行距離を8,300km、ガソリン代を150円/L、電気自動車は発電時のCO2発生量を0.7トンとして計算しています。
札幌市内の次世代自動車の台数は、令和5年度末現在、約26万台であり、市内の自動車総台数約106万台に占める割合は約24%となっています。車種別では、ハイブリッド自動車の台数が大きく増加しているとともに、プラグインハイブリッド自動車やクリーンディーゼル自動車の台数も増加傾向となっています。
札幌市公用車については、「札幌市気候変動対策行動計画」において、2030年までに特殊車両等を除く全ての車両を次世代自動車に切り替えることとしています。「札幌市グリーン購入ガイドライン」や札幌市公用車の次世代自動車導入指針」(PDF:88KB)の運用により、令和5年度末現在、公用車総台数に占める次世代自動車の割合は、約27%となっています。
普及状況の詳細は「札幌市内の自動車普及状況等について」(PDF:575KB)をご覧ください。
札幌市内台数 |
札幌市公用車台数 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
令和3年 |
令和4年 |
令和5年 |
令和3年 |
令和4年 |
令和5年 |
|||||||
ハイブリッド自動車(HV) |
142,354 |
159,602 |
171,665 |
218 |
258 |
292 |
||||||
クリーンディーゼル自動車(CDV) |
67,438 |
73,613 |
79,019 |
130 |
127 |
136 |
||||||
天然ガス自動車(NGV) |
1,079 |
1,047 |
1,027 |
2 |
2 |
1 |
||||||
プラグインハイブリッド自動車(PHV) |
2,030 |
2,678 |
3,239 |
0 |
0 |
0 |
||||||
電気自動車(EV) |
828 |
1,056 |
1,329 |
3 |
3 |
4 |
||||||
燃料電池自動車(FCV) |
21 |
22 |
25 |
2 |
1 |
1 |
||||||
ディーゼル代替LPGトラックなど |
86 |
80 |
66 |
6 |
6 |
6 |
||||||
次世代自動車 |
213,836 |
238,098 |
256,370 |
361 |
397 |
440 |
||||||
総台数 |
1,044,990 |
1,058,814 |
1,063,128 |
1,673 |
1,666 |
1,644 |
自動車メーカー・販売店の協力により、「環境広場さっぽろ」などのイベントにおいて、次世代自動車の試乗・展示を行っています。また、2020年1月には、北海道の主催により、札幌市内で5回目となる「札幌モーターショー2020」が開催されました。
札幌市では、誰もが安心して暮らせるまちづくりのため、障がい者や高齢者も乗り降りしやすく、大きな荷物の積み下ろしも容易なユニバーサルデザインタクシーの普及促進を目的に、補助事業を実施しています。
札幌市では、「札幌市生活環境の確保に関する条例」により、一定規模以上の事業者に、事業活動から生じる環境への負荷を継続的に低減していただくために、事業の内容や形態に応じて、二酸化炭素の排出の抑制その他の環境への負荷の低減に取り組むための計画を自ら策定・実施し、その状況を報告する制度を設けています。
国土交通省の地域指定を受け、市内の関係事業者・団体とともに天然ガス充填スタンドの整備や天然ガス自動車(CNG車)の導入を行いました。この事業により、174台のCNG車が導入され、年間598tのCO2削減効果がありました。
構内運搬車をほぼ全て天然ガス自動車(NGV)化し、年間433tのCO2削減効果がありました。
近年、世界でエコカーへのシフトが進んでいます。環境のため、そしてミライのために、私たちが選択できること。
環境省の「チョイス!エコカーキャンペーン」では、エコカーに関する情報を発信しています。
ゼロカーボン・ドライブ(略称:ゼロドラ)は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使って発電した電力(再エネ電力)と電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)を活用した、走行時のCO2排出量がゼロのドライブです。
電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)の普及に向けて、関係事業者・団体と意見交換し、協力体制を構築するものです。
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