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心の健康を保つ上で、『趣味は3種類持つと良い』と言われています。自宅で過ごす時間が多くなってきた今、私自身も、改めて趣味を持つことの大切さを実感しました。
3種類と言われる内の1つ目は、『受動的な趣味』です。テレビを見たり本を読んだり、ネットサーフィンをしたりすることもこれに当たりますね。
2つ目は、『クリエイティブな趣味』。絵を描いたり料理を作ったり、何かを作り出すことを指します。
3つ目は『能動的な趣味』です。スポーツや旅行、アウトドアなど、能動的に身体を動かしたり他人とコミュニケーションを取ったりすることが含まれると思います。
私が思う3種類の趣味を持つメリットは、心や身体の調子に合わせて、楽しみを選ぶことが出来るところだと思います。例えば受動的な趣味は、スマホ一つあれば楽しめるものも多いので、疲れている時でも比較的手を出しやすいですよね。(でも、寝る直前はブルーライトのデメリットがあるので気を付けて!)
この一年間は、例年と比べて退屈だと感じた人が多かったのではないでしょうか。私の周りでも、年代を問わず「何も出来なかった」「つまらなかった」と話す人がとても多いです。『能動的な趣味』の比重が大きい人は、移動を制限されることによって、時間を持て余すことが増えてしまったのかもしれませんね。
一年を振り返ってみると、私は特に『クリエイティブな趣味』に力を入れてきたように思います。どれもバランス良く楽しめるのがベストかもしれませんが、その時々、自分の調子に合わせて偏りがあっても良いですよね。選択肢を増やせることが、3種類の趣味を持つ大きなメリットだと思います。
そうは言っても、『趣味』を見付けるのは難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。これは、きっと大人も子どもも共通した悩みですよね。私自身、今新たに趣味を開拓するとなると、やっぱりちょっと難しいかもしれません。
難しいなりに、自分が興味を持てるものってなんだろう?と考えてみると、子どもの時に好きだったものが思い浮かびます。中学、高校、大学……大人になっていくにつれて離れて行った『好きなもの』に、今改めて触れてみることも、新鮮な気持ちになれるものですね。
趣味を3種類持つこと。
大人の皆さんは、そうして子どもの頃を振り返ってみてほしいです。子どもの時に自分が好きだったものは、今でも好きなものにたどり着くきっかけになってくれるかもしれませんよ。
そして子ども、学生の皆さんは、とにかく、色んなものに触れてみた方が良いと思います。勉強でも漫画でもゲームでも、なんでも良いです。大人になってからでももちろん遅くはないけれど、好きなものには早い内に出会えるに越したことはないので、積極的に『面白そうなこと』に挑戦してみて下さいね。外出を制限されている今だからこそ、出来ることも多いはずです。
令和3年1月1日
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