ホーム > 教育・文化・スポーツ > 学校・幼稚園・教育 > 教育についての取組・計画 > 教職員等の募集・採用など > 学校現場の働き方 > 働く環境 > 育児に関する制度 > 男性教職員育児休業取得インタビュー1
ここから本文です。
中学校教諭 世良 さん(第2子出生の時に2か月取得)
2歳半になる長男が生まれて子育てをしていた時から、2人目が生まれるときには育児休業を取得する話をしていました。
育休取得には様々な理由がありましたが、一番のきっかけは、長男出産の際、妻が切迫早産で2か月入院したことです。
妻の入院を通して、私も子育てに集中したいと強く思ったので育児休業を取得しました。
時期は、産後すぐに取得すると決めていました。産後は妻の身体が回復期にあるため、私が長男の面倒をみたり、家事をすることが必要だと思ったからです。
期間は、2か月としました。明確な理由はありませんでしたが、このくらいあれば子どもが2人いる生活も安定すると思っていました。
職場には、2人目を授かる前から取得する意思を伝えていました。
ポジティブに受け止めていただける方ばかりでした。
社会的にも、男性育休が取り上げられることが多い時期であったことも影響していたのかと思います。
特に、家族や親族からは「気合い入れて家事しなくちゃね!」と言われていました。
職場でも、年度の早いうちから準備を進めていたので、実際に職場を離れるころには「頑張ってね、早く戻ってきてね」という感じでした。
担任や校務、部活等に関しては、自分が育児休業を取得している間に支障がでないよう、管理職と相談させていただきました。
人事配置に関しては、自分の一存でどうしようもない部分なので、そこだけは困らないように入念に準備していました。
ほかには、細かな部分を学年の先生にも相談するなど、仕事に関する部分での準備が大半でした。
子育て職員フォローアップシート(男性職員編)を育児休業取得の5か月前から記入し、少しずつ業務を引き継いでいきました。
また、学級や校務、部活動に関して引き継ぐ内容は書類にして引き継ぎました。
不明点があれば、その都度連絡を取りながら引き継いでいきました。
長男が生まれたときは、些細なことでも何か大きなことをやっているという感覚でした。
例えば、ミルクを作るだけでも「自分は頑張っている」と思っていました。
しかし、育休中にミルクを作ってあげていたときに、「こんな些細なことで何を偉そうにしていたのだろうか」としみじみ感じました。
育休中は、家事をすべてやろうと努力していたので、家事に対して負担に感じることがなくなりました。
職場に関しては全くありませんでした。
ただ、復帰してから長男の就寝中に家を出るようになり、彼が朝起きたときに「おとうさんどこ~?ぼくおきたよ~、むかえにきて~」としばらく言っていたという話を妻から聞いたときは胸が苦しくなりました。
仕事に集中し、家に持ち帰らないように頑張っているところです。
長い人生で考えたら、たった2か月間でしたが、まとまった期間を家族で過ごす幸せは何物にも代えがたいものでした。育休を取得してよかったと心から思っています。
また、不測の事態など何があるかわかりません。家族みんなが楽しく、快適に、笑顔でいるために取得してみてはいかがでしょうか。
時間帯 | 過ごし方 |
7:00 | 起床。朝食を作る。洗濯物を干す。ごみ捨てに行く。 |
7:15~7:45 | 第一子起床。一緒に遊ぶ。 |
7:45 | みんなで朝食、片付け |
8:15 | 第一子と保育園へ行く準備、保育園へ |
9:00 | 買い物 |
10:00 | 昼食の準備、終わらなかった家事(洗濯、食器等) |
11:00 | 休憩(復帰後の仕事準備等) |
12:00 |
みんなで昼食、片付け |
13:00 | 夕食の準備、お昼寝 |
15:30 | 保育園へお迎え |
16:00 | 第一子と遊ぶ |
17:30 | みんなで夕食、片付け |
18:30 | 第一子、第二子とお風呂 |
19:30 | 寝かしつけ(第一子:絵本、第二子:抱っこ) |
21:00 | 子どもたち就寝。次の日の献立検討、洗濯など |
22:00 | 就寝(このあと、妻は授乳のため3時間おきに起床) |
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.