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ゴーヤやアサガオなどのつる性の植物を、窓や外壁に張ったネットなどに這わせて、カーテン状に繁茂させたものを「緑のカーテン」といいます。
東日本大震災以降、全国的にエネルギー消費量の低減に向け、節電や省エネの取組が呼びかけられている中、この緑のカーテンは、夏場に家庭でも気軽にできる省エネ対策の一つです。
室内の温度上昇を抑えるのはもちろんのこと、人目の気になる場所の目隠しや、植物自体の鑑賞・収穫も行うことができるなど、一石二鳥の取組です。
ここでは、緑のカーテンの効果や適した植物、実施方法のほか、札幌市による率先導入事例をご紹介します。
項目 | 内容 |
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室内温度上昇の抑制 (地独)北海道立総合研究機構による効果の調査結果 |
・窓から入り込む直射日光を遮る
・バルコニーや外壁にたまる蓄熱を低減する ・葉の蒸散作用により、その回りを涼しく保つ |
立体農園 | ・実のなる植物は小スペースで収穫を楽しめる |
その他(癒しや目隠しなど) | ・気軽に植物を育てられ、生活に潤いが生まれる
・子どものいる家庭は、食育につながる ・人目を遮る |
つる性の植物で、生育の早いものが適しています。ゴーヤやインゲン、アサガオなど、収穫できるものや花が美しいものを選ぶと、緑のカーテンを育てる過程がより楽しめます。
札幌ならではの植物としては、春先から元気なハナマメ(ベニバナインゲン)やホップがあります。
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【ハナマメ】気温が低い春先から元気に育ちます。 | 【ゴーヤ】25℃以上で発芽し、元気に育ちます。 | 【西洋アサガオ】秋口から咲く花に人気があります。 | 【ヘチマ】ツルがよく伸び、暖かい地方では建物の3-4階にまで達するそうです。 | 【ホップ】ツルの伸びがよい多年草。一度植えると株も大きくなっていきます。 |
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【インゲン】札幌の気候に適しています。「つるあり」を使いましょう。 | 【キュウリ】食育を兼ねてカーテンを楽しむことができます。 | 【ヒョウタン】収穫したヒョウタンを使って遊ぶこともできます。 | 【ユウガオ】夕方から咲く花、大きな実はカンピョウになります。 | 【野ブドウ】秋に実る七色の実はとても美しいです。(不食) |
本市では、緑のカーテンを普及させるため、保育園や児童会館など公共施設における率先導入を進めています。
令和6年度は、公共施設や私立保育園など、計44箇所で実施しました。
(令和6年度実施施設一覧(PDF:136KB))
以下は、実施箇所一部の成長の様子です。
苗穂・本町地区センター |
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豊平公園 |
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過年度の実施箇所は、以下をご参照ください。
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