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札幌市の火葬場における1年間の火葬件数は、平成12年度(2000年度)以降増え続けています。
今後、人口の多い世代の方々が寿命を迎えられると、火葬件数がさらに増え、令和36年度(2054年度)には最大値の約32,800件に達すると予測されています。
火葬場は、長年稼働を続ける中で、火葬炉や大型機器などの改修が必要になります。今後、施設を休止して大規模改修を行う場合、もう一方の施設のみでは火葬に対応しきれないことから、火葬するまで何日も待たされるなど、市民に大きな影響が出るおそれがあります。
休場日である友引日の前後と、これら以外の平日における一日の火葬件数を比較すると、友引日の前後、特に友引日の翌日(友引明け)の火葬件数が多くなっています。
友引日を休場する現在の運用を今後も続けた場合、令和11年度(2029年度)頃には既存の火葬場を最大限稼働したとしても対応できなくなる日が出てくることが予想されます。
葬儀場から火葬場に向けて出発する時間は、10時と11時に集中し、午後の時間帯は非常に少なくなっています。
これは、告別式が9時や10時から始まることが多いためであり、葬儀場から火葬場までの移動時間を考えると、10時30分と11時30分頃に火葬のピークが現れることになります。
現在も、火葬件数の多い友引明けの午前中は、火葬炉が全て使用中になってしまい、会葬者の方がバスの中などで待たなければならないことがあります。
今後、火葬件数が増えていくと、このような状況がさらに深刻になることが予想されます。
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