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*ネコ目 Ursus thibetanus thibetanus |
分布 | イランからパキスタン地方、インドシナ半島、中国、朝鮮半島、日本(本州、四国、九州)の森林地帯に生息。 |
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特徴 |
手足は黒くて長く、胸に白い三日月型の模様がある。通常は単独で生活し、木登りが得意。夜行性で、昼間は樹洞や岩の割れ目、洞窟等で休んでいることが多い。エサの多い時期は昼間に活動することもある。冬ごもりする。6~8月頃に交尾し、雌は冬ごもり中に1~3頭を産む。子どもは2歳くらいまで母親と一緒に生活する。同種でアジアクロクマ、ツキノワグマとも呼ばれる。また、日本国内にいるツキノワグマはニホンツキノワグマと呼ばれ、ほかのアジア大陸にいるツキノワグマに比べて若干小型で月の輪が細い。 |
食性 |
雑食で、春はブナ等の新芽、夏は昆虫や草本類、秋はドングリやクリ等の堅果類を大量に食べ、冬ごもりに備える。 |
寿命 | 野生下:約20~25年 飼育下:約30年 |
減少の理由 |
食用や漢方薬の原料として狩猟されるほか、日本では人工林の拡大、道路・スキー場建設、ニホンジカ・ニホンイノシシ用の罠による混獲等により生息数が減少。主に6~7月にカラマツ・スギ・ヒノキ等の樹皮を剥いで形成層を食べるため、林業における害獣とみなされている。 |
その他 | レッドリスト:VU(IUCN2016) CITES:付属書Ⅰ |
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