ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 創造都市ネットワークの活用 > 関連プロジェクト・イベント情報 > メディアアーツ創造都市札幌の人材育成ワークショップ「Creative Knock 2024-ゼロからはじめるCG制作-」を実施します > 第1回「Creative Knock 2024-ゼロからはじめるCG制作-」開催報告(2024年7月27日)
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札幌市は2013年にユネスコの「メディアアーツ創造都市」に認定され、若手創造人材の育成に取り組んでいます。
今年度も、さっぽろ連携中枢都市圏域の若手住民を対象にしたCG制作ワークショップ「Creative Knock 2024(クリエイティブ・ノック2024)」を実施しました。
今年度のワークショップは中学生以上30歳未満の方を対象とし、さっぽろテレビ塔を会場に週末の2日間で開催しました。
今回は、7月27日に開催された1回目のワークショップの様子をお知らせいたします。
※第2回ワークショップ開催報告はこちら
今年度のワークショップは、中学生以上30歳未満の方を対象として募集をしていたのですが、参加者は全員が学生であり、若年層のCG意欲の高まりを感じました。
まずは、CGを学ぶことで、映画、ゲーム、アニメ、VTuberやインフルエンサー、AIやプログラミングまで幅広い応用ができるという実例を講師から共有したのち、参加者の自己紹介を行いました。
中学生から大学生まで、集まった19名の参加者が、ゼロからCGを学び「未来のさっぽろの水族館」をイメージした作品をつくるという目標に向けて頑張っていきます。
1日目のワークショップでは、ハンズオン形式でCGモデリングの基礎を学んでいきました。
CG制作ソフトはオープンソースの「Blender(ブレンダー)」を使用。
講師に加え、過去のCreative Knock参加者が、ティーチング・アシスタントとして今年度の参加者をフォローします。
参加者の皆さんは、友達同士や席が隣になった方と教え合いながら、またティーチング・アシスタントから教えてもらいながら、理解を深めていきました。
Blenderの操作に慣れてきたら、本格的なCG制作に入っていきます。
テーマは「お魚をつくろう」。
今回は「球」だけを使うという条件で、オリジナルのお魚をモデリングします。
講師からのレクチャーの後、軽食を食べたり、自由に質問をしたりしながら黙々と作業する時間「もくもくタイム」を経て、全員が個性豊かなお魚を完成させることができました。
課題提出率は100%!
Blenderを触るのが全く初めてという方も多かったのですが、きれいな熱帯魚、虹色の金魚、メタリックなイルカなど、素敵な作品が集まりました。
ワークショップ終了後は、2023年7月にオープンした都市型水族館「AOAO SAPPORO」に移動しました。
今年度のワークショップは、AOAO SAPPOROさんとの連携事業として実施しています。
ゲストトークでは、AOAO SAPPORO 企画担当の竹市さんに「AOAO SAPPOROで生物のかたちを観察しよう」というテーマでお話をいただきました。
先ほどモデリングしていたお魚のからだは、実際にはどのような構成になっているのか、一見似ている海の生き物の違いはどこにあるかなど、観察するときの視点を教えていただきました。
実際にお魚たちの飼育を担当している三宅さんへの質疑応答も交えながら楽しく学んだ後は、実際にAOAO SAPPOROの館内を見学させていただきました。
参加者の皆さんは、実際のお魚や海の生き物たち、水族館の館内の雰囲気などを見て、未来の水族館のイメージを膨らませられたようでした。また、今は絶滅してしまった「サッポロカイギュウ」の全身骨格標本を見て、その大きさに驚いている方もいました。
お話や観察から得た知識を、2日目のCG制作に活かしていきます。
2日目のレポートもお楽しみに!
Creative Knock2024における2日間のワークショップの様子を、ダイジェスト動画にまとめています。
動画はこちらからご覧ください。
ワークショップ講師:株式会社ランドスキップ代表取締役 下村 一樹
ティーチング・アシスタント:高堂 昴、渡邉 花絵、菊池 桃子、安達 誠二
ゲストトーク:AOAO SAPPORO 企画担当 竹市 このみ、生物チーム 三宅 教平
連携:AOAO SAPPORO
Creative Knockでは、参加者の方々へのサポートの一環として、自習用動画を制作しています。
ワークショップの内容を復習できる内容となっており、参加できなかった方々も、この動画を見ることでBlenderの基礎的な操作方法や、お魚、海の生き物のモデリングを学ぶことができるようになっています。
こちらをぜひご活用ください。
札幌市は、文化芸術に代表される創造性を活用し産業振興・まちづくりを進め、人材育成・集積を図ることで、まちを活性化し都市ブランド向上にもつなげる「創造都市さっぽろ」の取組を進め、新しいテクノロジーを活用する「メディアアーツ都市」としてユネスコからも認定を受けています。
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