ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 創造都市ネットワークの活用 > 関連プロジェクト・イベント情報 > メディアアーツ創造都市札幌の人材育成ワークショップ「Creative Knock 2024-ゼロからはじめるCG制作-」を実施します > 第2回「Creative Knock 2024-ゼロからはじめるCG制作-」開催報告(2024年7月28日)
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札幌市は2013年にユネスコの「メディアアーツ創造都市」に認定され、若手創造人材の育成に取り組んでいます。
今年度も、さっぽろ連携中枢都市圏域の若手住民を対象にしたCG制作ワークショップ「Creative Knock 2024(クリエイティブ・ノック2024)」を実施しました。
今年度のワークショップは中学生以上30歳未満の方を対象とし、さっぽろテレビ塔を会場に週末の2日間で開催しました。
今回は、7月28日に開催された2回目のワークショップの様子をお知らせいたします。
※第1回ワークショップ開催報告はこちら
2日目の朝は、モーニングトークセッションとして「サッポロカイギュウ…ってなに?!」をテーマに、札幌市博物館活動センターの田中学芸員のお話から始まりました。
1日目の最後にAOAO SAPPOROで見た7メートルの巨大な骨格標本は、「サッポロカイギュウ」のものでした。「サッポロカイギュウ」は、約820万年前には海だった札幌周辺で生息していた世界最古の大型海牛(カイギュウ)です。そのほかにも、札幌市では、南区小金湯で世界最大級のクジラの化石「セミクジラ」が発見されています。
田中学芸員からは、サッポロカイギュウやセミクジラについての説明や、海の生き物の進化、生態についてのお話がありました。
過去の海の生き物や、札幌独自の自然の魅力を知ることは、未来の海の生き物を想像する参加者の皆さんにとって、大変参考になったようでした。
トークセッションの後は、Blenderの操作をしていきます。
この日は「海の生き物をつくろう」というテーマで、「チンアナゴ」、「クラゲ」、「巻貝」のモデリングに挑戦しました。
参加者の皆さんは、前日にAOAO SAPPOROで観察したチンアナゴやクラゲの写真を見ながら、ヒレの位置を考えたり、触手の数を数えたりと、細部までこだわって制作しているようでした。
限られた時間で3種類の生き物を作るという難易度の高い挑戦でしたが、この日も全員が課題を提出することができました。
作業がひと段落した後は、講師による生成AIを活用したCG制作についてのデモが実施されました。
AIにCGの模様を描かせたり、画像からCGを生成したりといったプロセスが紹介され、今回のワークショップの内容とは異なる機能や作り方があるCGの奥深さに触れることができました。
ワークショップ終了後は、ティーチング・アシスタントによるクロストークセッションを行いました。
2日間、参加者の皆さんのサポートに徹してくれた高堂さん、渡邉さん、菊池さん、安達さんの4名に登壇いただき、CG制作を続けるコツや自分の好きな分野への活かし方などをお話いただきました。
実はティーチング・アシスタントの方々が、過去のCreative Knockの参加者であることが告げられると、参加者の皆さんも驚いた様子でした。
今年度の最終課題は「未来のさっぽろの水族館を泳ぐ私のお魚(海の生き物)」です。
どのような作品が出来上がるのでしょうか、完成をご期待ください!
Creative Knock2024における2日間のワークショップの様子を、ダイジェスト動画にまとめています。
ワークショップ講師:株式会社ランドスキップ代表取締役 下村 一樹
ティーチング・アシスタント:高堂 昴、渡邉 花絵、菊池 桃子、安達 誠二
ゲストトーク:札幌市博物館活動センター学芸員 田中 嘉寛
Creative Knockでは、参加者の方々へのサポートの一環として、自習用動画を制作しています。
ワークショップの内容を復習できる内容となっており、参加できなかった方々も、この動画を見ることでBlenderの基礎的な操作方法や、お魚、海の生き物のモデリングを学ぶことができるようになっています。
こちらをぜひご活用ください。
札幌市は、文化芸術に代表される創造性を活用し産業振興・まちづくりを進め、人材育成・集積を図ることで、まちを活性化し都市ブランド向上にもつなげる「創造都市さっぽろ」の取組を進め、新しいテクノロジーを活用する「メディアアーツ都市」としてユネスコからも認定を受けています。
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