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更新日:2025年1月29日

オープンハウス(パネル展)による意見募集

「(仮称)札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例」の検討に当たっては、条例素案の内容などを分かりやすく紹介するパネルの展示と併せて、市民の皆様からご意見をいただくオープンハウス形式での意見募集を行いました。

 (令和6年(2024年)11月実施)開催結果

「(仮称)札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例」の素案などをパネルでご紹介するパネル展(オープンハウス)を下記のとおり市内2会場で開催いたしました。

1.開催概要

タイトル

共生社会の実現に向けたオープンハウス

日時及び場所

  日時 場所
1

令和6年(2024年)11月22日(金曜日)

9時30分から17時00分まで

アクセスサッポロ

(札幌市白石区流通センター4丁目3番55号)

※にぎわい市場さっぽろ2024内

2

令和6年(2024年)11月23日(土曜日)

9時30分から17時00分まで

3

令和6年(2024年)11月24日(日曜日)

9時30分から16時30分まで

4

令和6年(2024年)11月26日(火曜日)

10時00分から17時00分まで

札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ)

憩いの空間北1条東

参加人数(意見シート等の枚数)

596人(内訳 1:113人、2:170人、3:156人、4:157人)

2.主な意見(抜粋・要約)

1.条例素案全般に関する意見

  • 素晴らしい考え方なので、是非共生できる社会を市民一人一人が考えていきたい。
  • 共生社会で生きる中で、自分と深く関係がないことにも目を向けていこうと思う。
  • 「共生」を強制せず、当事者が自発的に選べるようにしてほしい。
  • 誰もが共生は不可能(米国で混乱)。
  • 条例となると難しいイメージ。分かりやすくしてほしい。
  • 何について共生されていないと思うかを挙げていき、それらを「本当に解決が必要か否か」に分けて取り組めばいいと思う(個人的には共生をわざわざ条例化する必要はないと思う)。
  • 条例ができて皆にとってより良いまちになることを期待している。
  • 条例の理念が浸透し、誰もが住みやすいまちになると良いと思う。
  • 本条例は、北海道開拓の歴史と文化を軽視しており、札幌のアイデンティティを損なうおそれがある。屯田兵を始めとする開拓者たちの苦労と努力によって築かれたこの都市において、その歴史と文化を継承することは札幌市民にとって重要な意味を持つ。この条例には絶対反対。
  • 憲法には基本的人権の尊重があり、札幌市には札幌市民憲章があるため、条例を重ねて制定する必要はないと思う。
  • 条例を制定する必要性を感じず、何より弱者と言われる人たちと市民との分断を招くおそれもあるため、この条例には全く共感できず反対する。
  • 障がい者、高齢者、子ども、国籍、ジェンダーはそれぞれ別の課題であり、一緒くたにする条例は問題を相対化することになる。簡単に言うと何でもありになる。個別に事業化し、法律と照らし合わせて政策を考慮すべき。
  • 共生社会に共感するかどうかは個人の問題。自治体が決めることではない。
  • 今は昔と違い、共生社会は必要だと思う。
  • 基本理念が皆の心の中に留めていられるよう望む。
  • 時代的には共生社会の実現のために必要なことだと思う。自主的な態度を身につけたい。
  • 条例を作ることに賛成だが、声を出せない人たちが多いため、その人たちの掘り出しも必要。
  • 障がいや生きづらさなどのバリアは、当事者にならないと分かりづらい。市民でこれらを共有するためにも条例は大切だと思う。
  • とても素晴らしい条例だと思う。「誰もがつながり合う」という言葉が逆に分かりにくいので、シンプルな条例名で良いと思う。
  • 札幌市に条例がないことに驚いた。この機会に実現してほしい。
  • 条例ができてみんなが共生社会を理解できるようになれば良い。
  • 誰もがつながり合うには無理がある。世界を見ても分かるように、移民は大きな問題。市民の口を封じるような条例には反対。
  • 今のところ条例にする必要はないと思う。線引きが不要な社会になることを期待。
  • 札幌市には素晴らしい市民憲章があり、重ねて制定する必要はない。日本人は昔から多様性の民族であり、新しい条例は必要ないと思う。
  • 理念自体は素晴らしいものだが、それぞれの施策は現在役所にある部署で全て対応可能であり、新たに条例を設ける意義を見いだせない。
  • 共生に反対。この条例より先に解決しなければならないことに税金を使ってほしい。自警団を作らなければならない未来しか見えない。

2.多様性を尊重したまちづくりに関する意見

  • 意見の尊重を大事に。人の違いを大切にする。
  • 学校でも多様性について学ぶ機会もあるため、今の時代に合っていると思う。
  • 多様性の尊重を大切にしたい。
  • 差別や偏見は本当に辛く悲しい。お互いの理解・思いやりが大切だと思う。
  • 自分と自分以外の人との違いを受け入れ、皆が生きやすく過ごしやすい世界になると良い。
  • 多様性を尊重することは重要。そのような札幌になってほしい。
  • 他者の自尊心を傷つけない優しい心と理解が大切だと思う。
  • 誰もが一人の人間であることを大切にし、思いやりのある社会になってほしい。色々な人の理解は必要だが、一部の押し付けにならないよう慎重に決めてほしい。
  • 色々な人が交流できる場があると理解が深まり、少し分かり合えると思う。
  • 外国人やアイヌ民族への差別について、今は特にないと思う。
  • 子どもたちの性のモラルの崩壊を助長しかねない性的マイノリティへの理解を推進する要素のあるこの条例には絶対に反対。
  • どこまでの個性と多様性を受け入れるのか。いかなる多様性も認めると社会は崩壊する。
  • 十分色々な違いを尊重している。言われなくても分かっている。押し付けないでほしい。
  • 危ない条例。価値観の違う方(外国人)と一般市民が迷惑。
  • 個人の個性が尊重される社会を目指せると良い。
  • 世代・性別・国籍・障がいの有無などの多様性への理解を深めるよう一層考えていきたい。
  • 当事者と市が話し合える場があれば相互理解ができると思う。自分の価値観だけで接すると相手が傷つく場合もある。
  • 価値観を押し付ける条例はいらない。出生率の向上など他にやるべきことがある。
  • 札幌市民に差別も偏見もない。既に札幌は多様性がある。
3.包摂的なまちづくりに関する意見
  • 大人も子どもも安心して暮らせるまちづくり。ハンデのある人にも優しく。
  • 市の取組を一人一人が理解し、助け合えるような社会になると良い。
  • 誰もが生活しやすい環境を社会全体で考えていきたい。
  • 障がいのある人や立場の弱い人等が共に助け合って生きていけるような社会が理想。
  • 若者が安心して、転職・結婚ができる社会に。未婚率が高く、少子化が心配。少しでも良くなるようにしてほしい。
  • 皆が安心・安全に暮らせる社会にしてほしい。特に、子育てに優しいまちであることを願う。
  • 高齢者や障がいのある方に自分ができる範囲で寄り添って手を差し伸べていきたいと思う。一人一人の意識で皆が楽しく生活できることを願う。
  • 社会全体で支え合う必要がある。
  • 誰もがつながり合えたら、孤立や孤独が減ると思う。
  • 自分の事と他人の事を考えて協力し合うことが大切。
  • 高齢になっても自分らしく過ごせることが出来ると良い。
  • 障がいのある方への支援を尊重できる社会の実現に向けて、支え合う協力体制を強化し、住みやすいまちづくりを進めてほしい。
  • 人には親切にやさしくと言うが、世の中で一番大事なのは思いやりだと思う。
  • お互い支え合う社会が大事。
4.市(行政)・市民・事業者との協働に関する意見
  • 自分の事と他人の事を考えて協力し合うことが大切。
  • 皆が一致団結して、共生社会をつくる意思を持つことが大事。
  • 自分に何ができるかを考えることが大事。
  • 市は民間事業者ともっと連携を取ってほしい。
  • 市民・事業者・市が連携する良い方法は何だろうか。
  • 市と市民が協議できる場が設けられることで視野が広がると思う。
  • 理念が理想で終わらないよう、一人一人が意識を持ち、皆で協力しないと実現できないと思う。
  • 共生社会の理想が描けると協力しやすくなる。
  • 市民・事業者への努力義務はやめてほしい。全体主義ではないか。
  • 各々が取り組めそうなことに取り組んでいくことも、共生社会の実現に向けては大事。
  • 共生社会を市民・国民が正しく理解し、同じ方向を向いて取り組む必要がある。私も正しく理解を深めたい。
  • 事業者や市民に努力義務を課すことは、いずれ「強制」につながるおそれがありやめてほしい。
5.市の役割や基本的施策に関する意見
  • 障がいの有無を意識しない理解づくりが大切。子どもの頃から、まずは小さい時からの取組が重要。
  • 子どもたちが安全で健康に暮らせる誰もが参加できるまちづくりをしてほしい。
  • 世代を超えて交流できる社会へ。
  • 色々の世代が参加できる場を作ってほしい。
  • 全ての子ども達が笑顔で幸せを感じることのできる条例や制度がもっと整ってほしい。 
6.市の役割や基本的施策に関する意見
  • 2050年には一人暮らしの老人が約50%となるとのことであり、見守りができる体制が必要。
  • インクルーシブな学校・職場に取り組むためのサポート体制を充実してほしい。
  • 介護と移動支援をもっと利用しやすい世の中にしてほしい。
  • 最近の子どもたちはとても素直で良い子達ばかり。外国人や障がいがある方との接し方も教えてほしい。
  • 条例についてのPRが必要。子どもたちへの働きかけが重要だと思う。
  • 外国籍の人々が増えることへの対策をしっかり考えてほしい(移民等)。
  • 条例が沢山の人に共有できるようになれば良い。
  • 条例を作っただけで終わらせないで、市民に浸透させるようしっかり取り組んでほしい。作るだけでは意味がない。
  • 理念の意味を理解するのが難しい人もいると思う。子どもや外国人にも伝えやすい言葉がよい。
  • 社会からの孤立は様々な理由があると思う。孤立してしまう前にできることや利用できるサービスが充実すると良い。
  • 施策を推進していくために、全体が当事者意識を持てるようなPRが必要。
  • 地区の住民が交流できる場所やイベントを作ってほしい。
  • 市民同士が気軽に意見交換できる環境を整えてほしい。
  • 札幌は雪が多いが、障がいのある方が冬でももっと外出できるようになれば良い。
  • バリアフリーのまちづくりをもっと進めてほしい。
  • 視覚障がいのある方への点字案内やスピーカー案内を増やしてほしい。
  • 除雪の取組を重点的にお願いしたい。全ての人が住みやすいまちになるよう道をきれいにしてほしい。
  • 公園に安全で楽しい遊具を作ってほしい。
  • アイヌ民族の文化を知ることができる施設を小金湯の他に市内中心部にも作ってほしい。
  • 外国人家庭の子どもが公共教育で言葉の壁で苦しまないように外国人教師を入れたり、インターナショナルスクールを作ったりすることに税金を投入すると、その分日本人の子ども達にしわ寄せがいく。その税金があるなら子ども達の学校給食をより質の高いものにしてほしい。これは大多数の日本人への逆差別。
  • 「支援を要する外国人市民の増加」とありますが、日本人(特に若者)の方が支援を要している。
  • 外国人の支援は、国際社会において各国政府が担うべき責任。日本の税金を投入することは日本の財政状況を悪化させ、国民の生活に負担をかける可能性がある。
  • 意識の向上が必要だと思う。
  • 外国人への優遇しすぎには反対。市民中心の政策をすべき。
  • 今いる市民の人権が侵害されないようにしてほしい。
  • 社会保障をしっかりしてほしい。
  • 共生社会の実現のための取組について事業者に対し無理のないサポートをお願いしたい。「マインド」から育てていければ良い。
  • 条例は大事な事なので、ホームページや広報誌だけでなく、ネットをしない多くの人にも届くように広い周知をお願いしたい。
  • 共生社会という単語をより多くの人に知ってもらえるよう広報活動を頑張ってほしい。あまり単語が浸透していない気がする。
  • 色弱など気付きにくい障がいについても学校現場での理解や教師への教育を求める。
  • 地下鉄の駅やエレベーターをもっと使いやすくしバリアフリーを進めてほしい。
  • アイヌ関連の事は歴史学者も含めた正しいものを教えてほしい。
  • 埼玉県川口市のクルド人問題のような札幌市にしないでほしい。

3.展示パネルの内容

展示パネル一覧(PDF:3,523KB)

パネル一覧(202411実施分)

4.開催案内チラシ

共生社会の実現に向けたオープンハウス開催案内チラシ(PDF:1,126KB)

オープンハウスチラシ

 (令和6年(2024年)8月実施)開催結果

「共生社会バリアフリーシンポジウムin札幌」の同時開催イベントの一環として、「共生社会の実現に向けた意見募集ブース」を設置しました。
当該ブースでは、条例の骨子案を紹介するパネルを展示の上、付箋や意見シートで自由に意見を書き込めるようにし、イベント参加者を始め多くの方からご意見をいただきました。

1.開催概要

  • タイトル
    共生社会の実現に向けた意見募集ブース
  • 日時及び場所
    日時:令和6年(2024年)8月4日(日曜日)10時00分から18時00分まで
    場所:D-LIFEPARK(札幌市中央区北3条西4丁目 D-LIFEPLACE札幌地下1階)
  • 参加者及び参加人数
    参加者:イベント参加者を含む市民等
    参加人数(付箋等の数):172

2.主な意見(抜粋・要約)

(1) (仮称)共生社会推進条例の全般に関する意見

  • 条例をつくって終わりにしない。
  • 条例がなくても誰もが周りを気にすることなく生活できることが究極の目標だと思う。
  • 1日も早くできた方が良いと思う。
  • 共生社会を実現するための条例は大事だと思う。
  • これから障がい者を含む高齢者が増えるので、一過性のものにならず、長く・充実した取組となってほしい。
  • 子どもが暮らしやすい札幌市をみんなで作ろう。
  • 難しい言葉を使うから、結局何を目指しているか分からない。具体的な目標を掲げてほしい。
  • なぜ条例なのか。国政ではないのか。

(2) 多様性の尊重に関する意見

  • 個性を大事にしていくことが大切だと思う。
  • 自分を基準に考えてしまいがちだが、少しでも相手の立場に立って考えることが重要だと思う。
  • 人を大切にできる、相手の立場に立って考えられる札幌になってほしい。
  • 好きなことや苦手なことは人それぞれだが、お互い歩み寄れたら良い。
  • 身近な人に対象者はいないと思っていたが、市民皆が対象なのだと考えを変えた。
  • 色々な人がいることを皆が理解してほしい。
  • 違いを認め合うことが大事。
  • 「みんな違ってみんないい」というよりは、「みんな違って当たり前」の社会へ。
  • 人と人が触れ合うことで学ぶことがある。少しでも触れ合う機会を自ら設けることが大切。
  • お互いを理解するのは難しいが、寄り添い合うと思う気持ちがあれば大丈夫。
  • 自分の価値観が当たり前ではなく、他を認め合うことにより、共生社会に一歩近づくと感じた。
  • 人それぞれ個性がある。それは人の数だけ多数にある。「誰もが」は可能なのか。
(3) 包摂的なまちづくりに関する意見
  • 皆が暮らしやすい社会になれば良いと思う。
  • 「生きにくい」「行きにくい」が少ない世界になってほしい。
  • インクルーシブな社会が実現していくと良い。みんなが暮らしやすい札幌市になりますように。
  • 誰一人置き去りにしない社会の実現を目指し、頑張っていこう。
  • 障がいも様々あり、同じ障がいでもそれぞれ違う。自分らしさを大切に。
  • 自分を大切に、他者を大切にできる世界になってほしい。
  • 不便を解消して、様々な生きづらさを軽減する方法を考えたい。
  • 相手のことを想像してちょっと勇気を出して声をかけてみることが共生社会の第一歩。
  • 差別のない明るい社会で当事者が生きがいを感じられる社会になってほしい。
  • 差別や不平等などがないように皆で仲良く、障がいが有る無しは気にしないで、皆で過ごしたい。
  • ハンディがある人にやさしい街は、高齢者や健常者にとっても住みやすい街だと思う。札幌市が将来的にモデルケースになることを願う。
  • 年齢や性別、障がいの有無を問わず、共に支え合い、助け合えるより良い社会になるよう願う。それぞれができることは継続、できないことはフォローし合えることを期待する。人は一人一人が違うことを認めていこう。
(4) 市(行政)・市民・事業者との協働に関する意見
  • 障がいの有無に関係なく、皆が生きやすい社会に我々が「していく」ことが大切。行政任せではなく。
  • 協力し合えれば良いなと思う。
  • 行政と市民が協力して、より良い札幌にできたら一番良いと思う。
  • 市役所の人だけでなく、私たち市民一人一人も一緒に考える問題だということが分かった。
  • 行政と市民が協力できれば、より良い環境になると思う。
  • 皆がうまく連携して進めていくことを願う。
(5) 市の役割や基本的施策に関する意見
  • 施策は誰のため・何のために必要なのか、優先順位をしっかりつけて進めてほしい。
  • 生きづらさを考える、伝えることが大切。
  • 専門分野の人だけが当事者のことを理解するのではなく、若いうちからそのような教育を少しでも受けられれば、もう少しアンテナが立つ人が増えると思う。
  • 心のバリアフリーが一人一人に浸透することが始めの一歩と感じる。
  • 支援や制度を求めている人にしっかり伝えられる広報活動を行ってほしい。
  • バリアフリーの歩道やエレベーターがもっとあると良いと思う。
  • 何の障がいが世の中にあり、どのように苦しんでいるかを知る機会が今後も必要。
  • 行政(市)の役割を再確認し、担当部署だけでなく、全職員が認識を持つことが大切だと思う。
  • 誰もが過ごしやすい社会と口に出すのは簡単だが、今も教育は分断されており、共生の理念は遠く感じる。行政が率先して進めてほしい。

3.展示パネルの内容

展示パネル一覧(PDF:2,298KB)

パネル一覧(20240804実施分)

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