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更新日:2025年1月29日

清田消防署~消防車紹介~(はしご車)

清田消防署のはしご車は里塚出張所に配置されており、里塚出張所水槽隊が運用しています。

里塚出張所前に停車する里塚はしご車
好きな消防車といえば、そう!はしご車です。

里塚出張所前ではしごを伸ばす里塚はしご車
外からは見えないはしご車の魅力を
ご紹介いたします。

車両について

制作

区分 制作所名
シャシ

日野自動車株式会社

株式会社モリタ

エンジン 日野自動車株式会社
架装 株式会社モリタ

諸元

型式 2DG-PR1APJF 年式 平成29年式
配置 平成29年11月 全長 10.65メートル
全高 3.55メートル

全幅

2.49メートル
車両総重量 18.755トン 駆動方式 4WS(四輪操舵)
使用燃料 軽油 燃料タンク容量 145リットル
乗車定員 5名 最高速度 毎時75キロメートル

はしご車各部の名称

はしご車の紹介をするにあたり、覚えていただきたい名称などを紹介します!

はしご車のバスケット(人が乗るところ)
<バスケット>
消防隊や要救助者が乗るかご

はしごが載っている台座、旋回、作業半径の中心
<ターンテーブル>
はしごが載っている台座で旋回や作業半径の中心

 

はしごの上を登るリフター
<リフター>
人や物を乗せてはしご上を
エレベーターのように昇ります。

はしご上部まで昇るリフター

こんなに高いところまで昇れます!

 

はしご車を操作する席(基部操作台)
<基部操作台>
この席からはしごを操作します。

はしご車基部に設置されたモニター
基部操作台のモニターは、
現在のはしごの角度や長さを表示します。

 

はしご車後方の画像、はしご上の金属管
<水管>
ここにホースをつなぐことで
バスケットから放水できます。

はしご車の運転席(ドアを開けた状態)
はしご車のドアを開けると
「プシュー」とステップが展開します。

 

里塚はしご隊の機関員が選ぶ「この車両のここがアツい!パート1」

状況に応じて使い分け!4つのモードの選択がアツい!

はしご車は安全面などから、使用するモードによりはしごに乗れる人数(重さ)と伸ばせる範囲(作業半径)が制限されています。

<里塚はしご車のモードと乗れる人数(重さ)と伸ばせる範囲表>

モード名 乗れる人数(重さ) 伸ばせる範囲 備考
同時モード 5名(450キログラム 12.2メートル リフター同時使用可能
4名+Nモード 4名(450キログラム 12.2メートル 4名+資器材
4名モード 4名(360キログラム 16.0メートル  
2名モード 2名(180キログラム 20.2メートル  

※伸ばせる範囲ははしごのターンテーブル中心からはしごの先端まで(バスケットは含まない。)
※停車した場所の傾斜などにより若干数値が変わる場合もあります。

はしご車を使用する場合は現場の状況(停車できる位置やはしごを伸ばす場所)に応じて使用するモードを選択し、速やかにはしごを伸ばします。

里塚はしご隊の隊員が選ぶ「この車両のここがアツい!パート2」

はしご車は実は精密機械?はしご車を制御するコンピューターがアツい!

はしご車は、はしごを伸ばしたり縮めたり、左右に回ったりのシンプルな構造のイメージがあるかと思いますが、構造はシンプルでも高くて長いはしごを安全に操作するためにいろいろなセンサーやコンピューターで制御、管理されている精密機械なのです。

例えば前段で紹介したモードごとの重さを検知する「過負荷自動停止装置」はバスケットなどに人が乗った際に鉄がきしんで生まれた電流をセンサーが検知し、安全に操作できる範囲以上に人が乗っている(重くなっている)場合はブザーにより知らせるとともに、解除されるまで動かせない(自動停止)状態となる安全装置の1つです。

はしご車ターンテーブル
コンピューターは、はしご基部にあります。

過負荷自動停止装置のセンサー
小さいですが、大事なセンサーです。

はしご車にはこのような安全装置が他にもたくさんありますが、操作する人間はこの安全装置だけに頼ることなく、安全に操作できる範囲(長さや乗せられる人数)を熟知し、常にはしご車をどの位置に停めるべきか研究し、訓練しています。

使用する人間にも機械のような精密さが求められる。奥が深く、見る人も乗る人も魅了する魅惑の車両です。

消防車両マメ知識

機関員のお仕事

機関員と担当機関員

機関員には「機関員」と「担当機関員」がいます。
「担当機関員」は運転に専従する職員として、消防車両ごとに指定される機関員のことを指します。

例)水槽車担当機関員、救急車担当機関員など

つまり

機関員=消防車両を運転することができる人

担当機関員=各消防車の専属機関員として指名された人

となります。

運転だけじゃない機関員

機関員は消防車両を運転するだけではなく、消防車の運行に必要な点検、整備も担います。
さらに、担当機関員のうちから指名されたものは整備管理員として担当する部署内の他の車両の整備や点検、タイヤ交換が適正に実施されているか確認したり、実施者の指導も行うなど業務は多岐にわたるため、消防車両に関する幅広い知識や技術が必要となります。

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市消防局清田消防署警防課

電話番号:011-883-2100

ファクス番号:011-271-0629