第5回緑の基本計画部会
平成22年3月1日(月曜日)10時から札幌すみれホテルにて、第5回緑の基本計画部会が開催されました。
審議内容については、以下のとおりです。
議事
事務局から、資料1「審議スケジュール(予定)」(PDF:16KB)、資料2「前回の部会・審議会のとりまとめ」(PDF:45KB)、資料3「フォーラムのとりまとめ」(PDF:42KB)、資料4「中間答申(案)」(ページ下部配布資料参照)、資料5「さっぽろ花と緑のまちづくりフォーラム」(ページ下部配布資料参照)の説明を行いました。
「札幌市緑の基本計画の中間答申(案)」に対する各委員から意見の概要は、以下のとおりです。
意見概要
目標・指標
- 11・12ページの目標と41ページ以降の計画の進行管理が連動するように表現などを改善する必要がある。
- 11ページの「みどりの将来像の実現に向けた目標」について、みどりの量と質の双方の向上に努めるという表現が必要ではないか。
- みどりの質は重要であると思う。一方、みどりの質の評価手法の検討が必要である。
- 市民の満足度がみどりの質に相当すると思う。
- 樹木の重要性を考えると、目標の中に都市計画区域あるいは市街化区域の樹林率を入れるべきではないか。
- 都心部の目標に樹林率もいいが、緑視率も具体性があってよいのではないか。
- 11ページの目標の対象が9ページの「みどりの将来像図」のどこを対象にしているのかが分かりづらい。
- 市街化区域、市街化調整区域、都市計画区域などの説明も入れてはどうか。
- 進行管理をするうえで、指標が不足しているプログラムがある。また、指標があっても、プログラムによっては、対象地域を絞り込む必要がある。
計画の進行管理
- 数値目標にこだわると、網羅性や妥当性で難しいところがある。第3者機関で評価をするのであれば、例えば、シアトルで実施しているようなたくさんの項目を3段階で評価して集計するなどの工夫が必要である。
- 各プログラムの指標が参加者数や満足度ばかりでは、少し不十分ではないか。本来の目的ではない参加者数を増やすことに一生懸命となり、本末転倒な場合も起きる。絵に描いた餅にならないようにするためには、進行管理が重要になる。
- きちんと計画の進行管理ができるのか、指標も含めてしっかりと検討する必要がある。
構成
- 「活用編」を切り分けたこと、巻末に「制度・支援メニュー」を載せたこと、また、その中に窓口、問い合わせ先が書かれたのはとてもよい。
- 15・16ページの「みどりに関する協働の考え方」は、柱1の中ではなく、計画の基本理念の「つなぐ」の後に移動させ、表現も整理したほうがよい。
その他
- タイトルの「札幌市緑の基本計画」の「緑」は平仮名の「みどり」にするほうがよいので、これを審議会に諮る。
- 「私たち市民が」という計画として読んで欲しいので、1ページ「はじめに」の2段落目最後に「札幌市民」を追加し、「札幌市民に課せられた使命です。」にして、強調してはどうか。また、まちづくりを強調するため、4段落目最後に「みどりのまちづくり」を追加し、「みどりのまちづくり活動の道しるべになるものです。」としてはどうか。
- 11ページ中段の「私たちが守り・はぐくむみどり」は市民の視点で書かれているが、その下の文言は「みどりの活動にかかわってもらうこと」という文言で、行政からの視点で書かれている。整合を図るべき。
- 15・16ページの「みどりに関する協働の考え方」では、行政のかかわりがやや強く書かれている。行政がパートナーとして特出しした形にならないように整理したほうがよい。
- PDCAサイクルの「評価」、「改善」を15・16ページの「みどりに関する協働の考え方」に反映させてはどうか。
配布資料

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