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更新日:2025年3月18日

アメリカビーバー

ビーバー

*ネズミ目
RODENTIA
*ビーバー科
Castoridae
*英名
American Beaver
*学名
Castor canadensis

分布 北アメリカに広く分布している。
特徴

ネズミ目で唯一、直腸・排尿口・生殖口を兼ねる器官である総排出腔をもつ。丈夫な歯で直径15㎝の木を10分程で倒す。家族群はそれぞれ縄張りを形成し、臭い付け(ヨーロッパビーバーは地面に、アメリカビーバーは岸に塚を組み上げてその上)によって縄張りを主張する。尾を水に叩きつけることで家族に対して危険を知らせたり、外敵を驚かせたりしていると考えられている。足の間に油を出す部分があり、この油を前足で毛に塗りつけることで水をはじき、皮膚が濡れないようにする。潜水能力にも優れていて、最大で15分程潜ることができる。ビーバーは「自分の生活のために周囲の環境を作り替える、ヒト以外の唯一の動物」であると言われている。ビーバーの毛皮は柔らかく、帽子の材料に用いられたため乱獲が進み、19世紀前半には年間10~50万頭が殺され、生息数は絶滅寸前まで減少した。また、ビーバーの毛皮を求める行動が、欧州の北米進出を加速させた面があり、このことからカナダでは国獣としてビーバーが指定されている。

食性 草食性で日に2㎏もの木の葉や草、木の皮等を食べる。
寿命 野生下 約15~20年/飼育下 約20~25年

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