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更新日:2025年3月18日

アライグマ

アライグマ

*ネコ目
CARNIVORA
*アライグマ科
Procyonidae
*英名
Common Raccoon
*学名
Procyon lotor

分布 北アメリカのカナダ南部から中米にかけて広く分布している。
特徴

前足を水中に入れて獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。タヌキに似ていて、英語でタヌキはraccoon dog、アライグマはraccoon。見た目の違いでは、アライグマの尾には黒い横縞があり、足は白っぽく、耳には白い縁取り、眉間に縦の黒いラインがある。また、クマ等と同じく、かかとをつける蹠行性という歩き方をする。この特徴も、アライグマとタヌキを識別する重要なポイントとなる。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。自分で巣を掘ることはなく、ほかの動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置等で休む。四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後足で立つこともでき、木登りもうまい。

食性 雑食性で昆虫や果実、小型の哺乳類までいろいろなものを食べる。
寿命 野生 約5年/飼育下 約10年
その他

アライグマは可愛らしい風貌からペットとして人気が高く、原産地であるアメリカではペットとして飼育されていた。ペット等として持ち込まれたアライグマが野外に捨てられたり、逃げ出したりして日本国内で帰化、1960年代に初めて野外繁殖が確認された。2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるため、外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究等を除き、アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。

 


 

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