マダニ類
吸血
病原体の媒介
山野で人や動物から吸血の機会を待っている大型のダニです。吸血されると、時に、感染症を引き起こすことがあります。

どんな虫?
- 春から秋に発生し、山林や笹やぶなどで人を吸血することがあります。
- 吸血すると、体が大豆ほどの大きさになるため、発見しやすくなります。
- ライム病などの病原体を媒介することがあります。
対策は…
- 山林や笹やぶに入るときは、肌の露出を避けましょう。
- 白っぽい服を着ると、服についたマダニを発見しやすくなります。
- 生息地から離れたら、できるだけ早く全ての衣類を取り替えましょう。
- 皮膚についたマダニを無理に取ると、皮膚に食い込んだ口の部分が体内に残ることがあります。感染症を引き起こすこともありますので、医師に処置してもらいましょう。
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豆知識
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ライム病
- マダニに刺された場所を中心に、環状に赤みを帯び(遊走性紅斑)、同時にインフルエンザ様症状(筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱など)が現れることがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
- マダニに刺されてから、6日~2週間後に、発熱、消化器症状(食欲低下、下痢など)が多くの症例で認められています。
- その他、頭痛、筋肉痛、意識障害などを起こすことがあります。
全てのマダニが、これらの感染症を引き起こす病原体を持っているわけではありません。しかし、マダニに刺された場合は、医師にマダニに刺されたことを伝え、処置してもらうことをお勧めします。
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